新刊案内(仮名草子関係)

『近世前期小説の研究』
        江本裕 著
        平成12年6月20日,若草書房発行
               A5判・325ページ,9500円+税

 目 次

第一部 仮名草子

一 近世前期文学序説―小説を中心に― 8
   1寛永期の文学
   (1)慶長・元和―カブキの時代―
   (2)寛永期雅文系文壇―松永貞徳と林羅山―
   (3)教説の文学―『清水物語』と『可笑記』―
   2明暦・万治・寛文期の文学
   (1)出版文化の隆盛
   (2)実用の文学―全盛期の仮名草子―
   (3)鈴木正三と浅井了意
   (4)作者層の問題―浪人の一過性―
   3延宝期の文学
   (1)転換期の仮名草子
   (2)談林俳謂の流行―中心の大阪移動―
   (3)小説家西鶴の出発
二 教義問答体小説の実相―『清水』・『祇園』を中心に― 43
   1『清水物語』の排仏
   2『祇園物語』の反論
   3『清水物語』と『祇園物語』
   4『清水物語』の本質
   5『祇園物語』の理念
   6『大仏物語』など
三 『因果物語』における鈴木正三 64
   1『因果物語』片仮名本と平仮名本の相違
   2正三の足跡と片仮名本『因果物語』
   3正三と本秀和尚
   4片仮名本『因果物語』における史実
   5正三の高弟恵中について
   6平仮名本『因果物語』が持つ意義
四 了意怪異談の素材と方法 91
   1研究略史と本稿の意図
   2『伽婢子』における奇談
   3『伽婢子』と軍書、『狗張子」の典拠
   4『伽婢子』の『甲陽軍鑑』(関係書)利用
   5『伽婢子』と『甲陽軍鑑評判』
   6『伽婢子』の創造性
五 鈴木正三と浅井了意 120
   1鈴木正三の生
   2正三の著作
   3浅井了意の生
   4了意の著作
   5鈴木正三と浅井了意
六 『善悪報はなし』小考 146
   1『善悪報はなし』の概要
   2『善悪報はなし』の素材
   3仏教説話における証拠正しさ
   4『善悪報はなし』における証拠
   5仏教説話の変貌
七 近世小説と挿絵 159
   1初期仮名草子の挿絵―絵解きとの関連―
   2全盛期仮名草子における挿絵のはたらき
   3西鶴小説の挿絵

第二邸 浮せ草子

一 宝永・正徳期における致富談の研究
   ―『日本新永代蔵』・『子孫大黒柱』を中心として― 182
   1宝永・正徳期の致富談
   2『日本永代蔵』と『日本新永代蔵』
   3『日本永代蔵』と『子孫大黒柱』
   4『日本新永代蔵』のモデル
   5『子孫大黒柱』の方法
   6『日本新永代蔵』における新しい認識
   7宝永・正徳期と団水
二 月尋堂の浮世草子
   1『鎌倉比事』と『〔鎌倉〕条九代記』
   2『今様二十四孝』
   3『儻偶用心記』
三 月尋堂と北条団水
   1『日本永代蔵』と『子孫大黒柱』
   2『子孫大黒柱』と『日本新永代蔵』
   3『昼夜用心記』と『儻偶用心記』
四都の錦小考 257
   1都の錦と西沢一風
   2都の錆の作家像と上方訣別宣言
五 所謂武家物の展開について―浮世草子の行方をさぐる― 266
   1武辺咄と西鶴
   2西鶴以後の武家物
   3長編化と義理・因果の強調
   4歴史の進行と当代への反発・遊離
   5浄瑠璃的方法の摂取
   6浮世草子の行方

附 一 『偐紫田舎源氏』小考 296
  二 種彦日記小考 304
  三 井上ひさし『不忠臣蔵』小考 312

あとがき
初出一覧
索引

 

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