『桜山文庫目録 和書之部』 (上)
                      深沢 秋男


  はじめに

 「桜山文庫」は、鹿島神宮大宮司家、第六十七代鹿島則文の蒐集したものである。私が初めてこの文庫の所蔵本を閲覧させて頂いたのは、昭和四十年(一九六五)、仮名草子『可笑記』である。当時の所蔵者、鹿島則幸氏の御配慮によるものである。以後、『桜山本 春雨物語』や『井関隆子日記』などの刊行に際して、格別の御配慮を賜った。また、昭和五十九年(一九八四)には、桜山文庫の中の国文関係の蔵書を、昭和女子大学に一括譲渡する件を依頼され、昭和六十二年には、移管がほぼ完了した。
 今回紹介する『桜山文庫目録 和書之部』は、鹿島則幸氏が国学院大学を卒業(昭和四年・一九二九年)された後に、大谷石の書庫に所蔵されていた桜山文庫の原物を直接調査されて作成されたものである、と伺っている。鹿島則幸氏の墨筆・自筆の目録である。
 この度、鹿島則幸氏の御子息で、鹿島神宮宮司の、鹿島則良氏の御許可を頂き、全冊を紹介することにした。この目録は、桜山文庫の歴史のみならず、日本の文庫史を考える上でも、貴重な資料と判断されるからである。
 なお、現在、桜山文庫は、昭和女子大学図書館・茨城県立歴史館・鹿島則良氏等が所蔵しておられるが、この目録に採録されている書物が、いずれの図書館等に所蔵されているかは、各所蔵者に確認して頂きたい。

  鹿島神宮大宮司家、第六十七代・鹿島則文略伝

 鹿島則文の閲歴などに関しては、『国学者伝記集成』等の記述によって、その概略を知ることは出来るが、より具体的な生涯を伝える、信頼すべきものとして、則文の次男・鹿島敏夫氏の作成された『先考略年譜稿』(鹿島則良氏所蔵)がある。まず、その全文を掲げることにする。

 『先考略年譜稿』               鹿島敏夫

天保十年〔己亥〕 正月十三日辰刻出生 布美磨ト命ズ
  十四年〔癸卯 五歳〕 初メテ歌ヲ詠ズ。祖父君ノ膝上ニ抱カ
    レ小説〔草双紙〕ヲ読ム。
弘化元年〔甲辰 六歳〕 三月十一日袴着祝ヲ為ス。
  四年〔丁未 九歳〕 初メテ詩ヲ作ル。
嘉永四年〔辛亥 十三歳〕 吉川天浦ニ付キ左氏伝ヲ読ム。
  六年〔癸丑 十五歳〕 十一月二日元服、矗之輔ト改名。
安政三年〔丙辰 十八歳〕 此年ヨリ意ヲ詩文ニ用フ。
  六年〔己未 廿一歳〕 二月朔日参宮初メ、大宮司職見習〔祖
    父則瓊君拝礼教授セラル。永年ノ勤務吉例ニ依也〕。三月
    三日祖父父ト三名参宮〔家ニ於テ初メテノ儀式ナリ〕。
万延元年〔庚申 廿二歳〕 此年江戸、息軒安井仲平ノ塾ニ入有志
    ノ輩ト交ル。
文久元年〔辛酉 廿三歳〕 十二月十一日下総佐倉藩植松求馬永躬
    長女鉉子ヲ妻ル〔十八歳〕。
  二年〔壬戌 廿四歳〕 十一月禁中ヨリ米卅石御寄附ニヨリ、
    七日父ニ代リ上京ス。十二月十三日御米受取ル。廿四日叙
    従五位下任出羽守〔上●冷泉中納言為理●職事葉室右大弁
    長順朝臣〕。
  三年〔癸亥 廿五歳〕 正月十日帰郷。十一月水戸藩士有志等
    誠心組ト称シ、下生根本寺ニ屯集文武館ヲ建テ、神宮ニ奉
    納スルヲ乞フ。此ノ輩尊王攘夷敬神廃仏ヲ説キ、過激ノ徒
    之ニ雷同シ、神宮寺ノ大仏ヲ毀リ寺ヲ焚キ、富豪ニ金ヲ課
    スルニ至ル。神宮ノ中之ニ党スルモノアリ〔是ヨリ前、水
    戸有志水戸ニ水門館、小川ニ小川館、潮来ニ潮来館ヲ起シ、
    文武ヲ磨キ攘夷ノ先鋒タランヲ期ス。ケダシ之ニ習ヒ機脈
    ヲ通ズルナリ〕。
元治元年〔甲子 二十六歳〕 正月水戸藩士根本寺屯集の徒藩名ヲ
    濫用シタリトテ捕ヘテ潮来ニ押送シ、遂ニ水戸ニ送ル〔実
    ハ、幕府ヨリ手入アルヲ聞キ、己ガ藩ニ伴ヒシナリトイフ〕。
    後之ヲ免スト云。六月寺社奉行ヨリ、浪士ノ件ニ付、父則
    孝ヲ召ヨセ尋問セラル。東鹿島、江戸ニ出、則文暴徒ニ与
    スト誣告スルヲ以テナリ。則文出府、之ヲ弁ス。是レヨリ
    明年迄父子度々出府ス。
慶応元年〔乙丑 二十七歳〕 七月二十五日妄ニ浪士ニ文武館ノ地
    を貸シ、之レト交通スルニ坐シテ揚屋入。十月二十九日遂
    ニ遠島セラル〔掛寺社奉行土屋采女正、父則孝職務取上ゲ
    押込〕鹿島家落魄、此ノ時ニ究ハマル。
  二年〔丙寅 二十八歳〕 五月二十四日八丈島ニ謫セラル〔二
    月二十一日父則孝押込御免三月二十七日則瓊大宮司再任〕。
  三年〔丁卯 二十九歳〕 十二月七日則泰出生幼字太郎。
明治二年〔己巳 三十一歳〕 五月朔日遠島御免。二十八日帰京。
    六月五日赦免職掌位階従前ノ通リ。十日帰島御礼奏者所ヘ
    出頭十三日帰国。七月朔日稽照館開講〔従前ノ会議所ヲ校
    舎ニ用フ。父祖以来ノ素志ヲ達ス〕。八月二日父代理トシ
    テ神宮祭典復古ノ儀ヲ神●官ヘ出願〔康安ノ祭式ニヨル〕。
    四日本氏鹿島ニ復スルヲ届〔中世ヨリ居住ノ地名ニ依塙ト
    云〕。二十日総神官改補職禄加増式ノ儀ヲ出願〔文永の補
    任ニヨリ、禄ハ上ヲ減ジ、下ヲ益ス。人皆悦服ス〕、其許
    サル。二十日太郎初メテ鹿島ニ下向ス。九月九日復古大祭
    修行。十一日在島中島地ヘ奉祀シタル鹿島香取両御分霊ヲ
    斎祀ス。十一月二十三日学校保存資トシテ伝来ノ除地収
    納米ヲ寄附ス。
  三年〔庚午 三十二歳〕 七月十一日神幸祭始メテ執行〔数百
    年来中絶再興〕。九月四日大奉幣使参向父ノ介副ヲ命ゼラ
    レ父子ニテ勤ム。
  四年〔辛未 三十三歳〕 六月二十八日父子三名位記返上。七
    月十七日総神官御暇乞トシテ香取神宮ヘ参拝〔則孝則文
    同伴〕。長村神●少史千代田史生出張諸調アリ。十月二十
    六日后三時敏夫出生。
  五年〔壬申 三十四歳〕 七月八日教部省ヨリ総神官被免神勤
    即日少宮司ニ任ゼラル。九日大講義兼補。
  六年〔癸酉 三十五歳〕 三月四日大宮司ニ任ゼラル。権少教
    正ニ兼補。七月十二日士族編入。十四日新治県管内教導取
    締申付ラル。八月二十二日大教院詰被申付。九月茨城県内
    教導取締申付是ヨリ、十五年神職教職分離ニ至ル迄、東西
    奔走一年内六分ハ旅宿ニアリ。
  七年〔甲戌 三十六歳〕 一月一日大教院焼失〔芝増上寺〕。
    御遷座ヨリ事後処分ニ至ル寧日ナシ。五月二十二日正七位
    ニ叙セラル。十一月十九日少教正。二十三日前三時祖父則
    瓊君卒八十九。三笠山ニ葬ル。
  八年〔乙亥 三十七歳〕 一月四日祖母真志子君卒、三笠山ニ
    葬ル。
  九年〔丙子 三十八歳〕 一月十四日前三時、三子出生。九月
    七日父則孝君隠居、則文家督相続。
  十年〔丁丑 三十九歳〕 十二月八日大宮司免ゼラル。十二日
    宮司に任ゼラル。
  十一年〔戊寅 四十歳〕 二月六日兼補権中教正。六月二十六
    日前六時淑男出生。七月日比谷神道事務局詰被命。
  十二年〔己卯 四十一歳〕 十二月四日祖父母君ノ碑ヲ三笠山
    ノ墓地ニ建〔撰文吉川久勁 書松岡正久〕。
  十三年〔庚辰 四十二歳〕 四月二十六日配当禄下賜〔二百石
    現米六十四石五ケ年合計七百八十六円五銭〕。八月二十五
    日神道事務局ヨリ茨城県下神道事務分局長ヲ命ゼラル。
  十四年〔辛巳 四十三歳〕 二月仮殿ヲ東方ニ移シ二ノ鳥居ヨ
    リ神前ニ至ル敷石出来。三月二十二日、神道総裁〔一品勲
    一等〕有栖川幟仁親王殿下ヨリ、幹事交代員被申付御暇ノ
    節末広平甕下賜。二月九日后五時三十分、五止子出生。
  十五年〔壬午 四十四歳〕 一月神官教導職兼補被廃。九月二
    十日皇典講究所委員委托被申付。同日茨城県皇典講究分所
    詰被申付。十一月四日皇典講究所開黌。
  十六年〔癸未 四十五歳〕 十二月茨城県水戸大原神道事務三
    分局統理被申付。同月茨城県皇典講究分所長被申付。
  十七年〔甲申 四十六歳〕 四月二日神宮々司任命。五月八日
    家ヲ携テ赴任。
  十八年〔乙酉 四十七歳〕 四月二十一日叙従六位。七月家族
    ト尾濃ニ遊ブ。七月五日二女いと子死ス。宇治今北山ニ葬
    ル。
  十九年〔丙戌 四十八歳〕 三月七日家族ト京坂ニ遊ブ。五月
    四日三重県皇典講究分局督被申付。
  二十年〔丁亥 四十九歳〕 三月七日皇太后神宮御参拝ニ付拝
    謁。三月二十五日叙正六位、六月二十五日久邇宮ヨリ神苑
    会仮会頭被申付。
  二十一年〔戊子 五十歳〕 六月二十五日三重県ヘ転籍。十一
    月父君中風ヲ病ム、三週間ニシテ癒。十二月十一日新築皇
    城拝観。
  二十二年〔己丑 五十一歳〕 十月二日神宮式年遷宮奉仕。
    同五日豊受宮奉仕〔式年遷宮ハ維新後明治二年一回ノミ維
    新ノ際ナルヲ以テ行トヾカズ、神殿神室皆十分ノ取調ヲ経
    残所ナシ〕。
  二十三年〔庚寅 五十二歳〕 三月妻ト畿内紀州播磨辺漫遊。
    同二十七日神宮御造営祭典挙行。其他旧儀取調尽力不□ニ
    付叙従五位。八月神●官運動ノ為メ上京〔今井主典木庭
    同時ニ熱田神宮御新築神宮ト同構造ト為サントスルニ議ア
    リ。又正義之ヲ弁ス。事端縺テ解ケズ。祭主宮御気嫌能カ
    ラズ。攻撃大ニ起ル。然レドモ遂ニ事ナシ。十一月十三日
    妻ト赤坂御所菊花拝観。十二月四日隠居則泰家督ス。
  二十四年〔辛卯 五十三歳〕 八月六日皇太子殿下両宮御参拝。
    十月二十四日祭主久邇宮神嘗祭ニ御参向。宇治ノ官舎ニテ
    薨去ニ付繁忙。
  二十五年〔壬辰 五十四歳〕 十月二日父則孝君卒年、八十。
    宇治今北山ニ葬ル。
  二十六年〔癸巳 五十五歳〕 十月十五日母瑳智子卒ス、年七
    十。宇治今北山父君ノ傍ニ葬ル。
  二十七年〔甲午 五十六歳〕 神都名勝誌成ル。二月神宮皇学
    館ヲ□□ス。是レヨリ先赴任後、直チニ学校ヲ興シ、神官
    師弟ヲ教育ス。此ニ至リ館舎ヲ新築シ、教員ヲ増聘シ、生
    徒ヲ全国ニ募リ大ニ之ヲ拡張ス。
  二十八年〔乙未 五十七歳〕 一月十五日祭主有栖川宮薨去。
    同二十八日広島大本営土方宮内大臣ヨリ召アリ出頭ス。後
    任久邇宮二ノ宮ト決定、宮司宜ク補佐スベシ云々ノ旨ヲ伝
    ラル。四月故事類苑編纂着手、事務所ヲ東京ニ置ク。六月
    二十一日叙正五位。
  二十九年〔丙申 五十八歳〕 十一月三十日叙高等官三等。
  三十年〔丁酉 五十九歳〕 再ビ皇学館ヲ拡張シ文部省認可校
    トス。故事類苑一部出板。
  三十一年〔戊戌 六十歳〕 五月二日午後十一時半神宮参集所
    失火、同庁類焼。御正殿ヘ飛火ス。風宮ヘ遷座。六月黒木
    御殿出来遷御。六月二十七日依願免本官。七月一日事引継。
    三日家族ト帰郷ス。神宮ニ在職スル十五年、御事ヨリ此ニ
    至ル二ケ月余寝食を安ゼズ、黒木仮殿遷御ヲ終ル。
  三十三年〔庚子 六十二歳〕 十月マラリヤ熱ニ感染ス癒エズ。
  三十四年〔辛丑 六十三歳〕 四月水戸ニ往テ病ヲ療ス。五月
    十三日特旨ヲ以テ叙従四位。十月十日后十時没ス。三笠山
    先塋ニ葬ル。

君、幼ヨリ学ヲ好ミ、長ジテ博覧強記。夙ニ尊公ノ説ヲ唱ヘ、遂ニ罪ヲ幕府ニ得テ遠島ニ謫セラル。然レドモ猶学ヲ捨ズ。島人を化シテ学ニ向ハシム。赦サレテ帰ルヤ、先ヅ稽照館ヲ起シ、師弟ヲ教育シ、祭典ノ儀式ヲ復古シ、神官ノ禄ヲ改メ、上ヲ損シ下ヲ益ス。部下皆悦服ス。維新ノ変革ニ際シ、ヨク上意ヲ奉ジテ宜ヲ致ス。召サレテ大教院ニ在ルヤ、斯道ノ為尽ス処少々ナラズ。大教院焼亡スルヤ身ヲ挺シテ善後ノ処置ヲ勉メ、布教ノ為県下ヲ奔走シ、家ニアル一年三ケ月ニ過ギズ。神官教職分離ノ後ハ皇典講究所ニ尽シ、神宮ノ宮司ニ任ゼラルヽヤ、先ヅ皇学館ヲ興シ、国書ノ講究ヲ盛ニシ、遷宮ノ故実ヲ調査シテ遺漏ナカラシメ、神苑会ニ会頭トナリ、宮域付近ヲ清浄ナラシム。故事類苑ヲ引継テ出板シ、神都名勝志ヲ篇輯出板シ、古玉篇ノ残冊ヲ世ニ出ス。官制ヲ改革シ、神宮積年ノ宿弊ヲ一洗シ、多大ノ借入金ヲ返却シ、積立金数十万円ニ至ル。久邇宮・有栖川両祭主ノ宮ノ重スル所トナリ、殊ニ賀陽宮ノ祭主ニ任ゼラルヽヤ、特旨宮ヲ補佐スベキノ命アリ。不幸神宮ノ変災ニ会シ、職ヲ辞スルニ至ル。性、書ヲ愛スル人ニ過ギ、公暇手書を舎カズ。用ヲ節シ費ヲ省キ、書ヲ求メテ息マズ、飢ル者ノ食ヲ求ムルガ如シ。経史・小説・高尚卑近ヲ問ハズ。晩年家ニ蓄財ナキモ珍籍奇冊三万冊。人之ヲ云ヘバ、曰ク、妓ヲ聘酒ヲ飲ムハ世ノ通例ナリ。予飲ヲ解セズ、書ハ予ガ妓ナリ、予ガ酒ナリト。

 『先考略年譜稿』は則文の生涯を簡潔に伝えているが、これらの中から殊に重要と思われる点を二、三取り上げてみたい。

 八丈島送り
 鹿島則文は尊王思想に傾倒し、やがて幕府の忌むところとなり、慶応元年(一八六五)七月、捕らえられ、十月島送りの刑に処せられた。二十七歳の時である。慶応二年五月二十五日、江戸鉄砲洲岸を出帆し、浦賀・網代・三崎・大島・三宅島を経て、六月五日、八丈島に到着した。
 明治元年(一八六八)十一月赦免、翌二年六月帰郷した。則文は三年間に亙って八丈島で流人生活を送った。在島中は読書を以て楽しみとし、その間に寺子屋を開いて、学問を講じ、島民の教化にも当たった。
 近藤富蔵の『八丈実記』に序文を寄せ、島民及び流人の有識者に呼びかけて『南島名勝集』(八丈八景)を編集したが、この他にも八丈島に遺した詩文は碑として現存する。また、揚屋入りから赦免帰国までの、八丈流人日誌ともいうべき『南島雑録』二巻を残しているが、これは流人生活を知る上で貴重な資料となっている。

 伊勢神宮・大宮司拝命
 則文が赦免されて、鹿島に帰った明治二年、鹿島神宮は上知によって二千石の朱印地を失い、窮乏の極地にあった。則文は家財全部を売却して資金をつくり、稽照館を開校して、専ら子弟の教化に当たった。明治五年七月八日、鹿島神宮・少宮司を拝命、九日、大講義に補せられた。翌六年三月大宮司に昇格し、権少教正に進んだ。
 明治十七年四月二日、伊勢神宮・大宮司に任命された。『先考略年譜稿』には「神宮々司任命」とあるが、当時の職制の宮司は今の大宮司のことである。それまで、伊勢神宮・大宮司は華族に限られていたが、沈滞している神宮を復活させるため、四十六歳の若さで鹿島から則文が抜擢されたのである。
 伊勢神宮は、度会氏と荒木田氏が、神主の家柄として代々神に仕えてきた。しかし、明治維新と共に、この世襲制度は廃止された。新しい制度は、明治四年五月十四日付の太政官令第二三四号(注1)によって布達された。
 明治十七年三月十七日、内務省社寺局の諫早生二・井上真優から、鹿島則文宛に、伊勢神宮宮司就任要請の書留速達便が届き、このあと、四月二日付で、太政大臣三条実美より、神宮宮司を任命された。当初三年間だけという事で、家族と共に赴任したが、明治三十一年五月、内宮炎上という不祥事が発生し、その責任を負って職を辞するまで、十五年間の長きに亙って、この要職を勤めた。則文の生涯の中で最も充実した時期であったと推測される。

 皇学館大学の開校
 皇学館大学の前身・神宮皇学館は,明治十五年(一八八二)四月三十日、神宮祭主・朝彦親王によって「皇学館創立令達」が出されたが、未だ開校に至らず三年が経過していた。朝彦親王の神宮職員に対する、皇学館創立に関する令達をうけて、藤岡権宮司等がその実現に努力したが、開校に至らなかった。宮司田中頼庸が神宮教管長に転じ、その後を受けて宮司に就任した鹿島則文は、祭主宮の台命を奉じ、この開校に着手した。
 則文は、明治十八年一月、学制を定め、教授・教授補・助教・授読等の職員を置き、広く学生を募集し、同月十一日、宇治浦田町神宮司庁の仮教室で開講式を挙げた。定員五十名、神宮祀官の人材養成を目的として開校したが、学生は予想に反して集まらなかった。則文は、明治二十年三月、神宮の関係者にあてて、次のような、勧学諭告文を送っている。
  「今般宮掌雇学術研究スルノ所、僅カニ五六名ニ過ギズ。然ラ
 バ其ノ余ハ無学ノ人ト言ハザルヲ得ズ。是迄再三研究ノ義、訓諭
 ニ及ブモ、曰ク老年ノ読書ハ難シ、曰ク庁務ヲ専ラト心得学問ハ
 怠レリト。是大ナル謬見也。読書ハ他ノ技ト違ヒ、老年ニテモ一
 日ノ益アリ。又庁務ヲ口実トスルハ、神官ノ何タルカヲ知ラズト
 云フベシ。賽銭ノ勘定、文書ノ往復、神饌ノ買入レ、奉仕ノ分課
 ナドハ神官本務ヨリ生ズル末事也。譬バ農商ニモセヨ金銭ノ出納、
 味噌薪ノ買入レ、書状ノ遣取ハ一家ノ本務トハセズ。抑々今日ノ
 学問ハ実地ノ事業、則チ宇内ノ形勢、古今ノ治乱ニ通暁シ、事物
 ノ理ヲ精査研究脳裏ニ含蓄シ、発シテ日用俗務万般ニ作用スルモ
 ノニシテ、彼ノ詩歌風雅を玩ビ、字ヲ識リ事ニ博ク所謂本籍学問
 ノ比ニシテ、世事に迂遠俗務ニ達セズ、昔日ノ学問ニハアラズ。
 俗務学問決シテ二途ニハ非ザルナリ。然リ、而シテ神官ノ本務タ
 ル神冥ニ奉仕スルヤ、誠意真心ヲ以テ神慮を感格スルヲ主トス。
 徒ラニ外貌ノ礼容虚飾ヲ指スモノニアラズ。其ノ誠実廉恥ヲ興起
 確守スルハ学問ノ培養ニ基ク故ニ、神官ノ本務学問ヲ舎テ他ニ執
 ル所ナシ。今ヤ天下ノ風潮、博学有為ノ神官スラ度外無用視セラ
 ル。況ヤ碌々タル鄙陋寡聞ノ神官ニシテ世間ニ信任ヲ得ルハ、豈
 難カラズヤ。本月十一日ノ官報ニ神官ハ壱万六千余円ノ経費を増
 額セラレ、去ル十一月ニハ官等一階昇級アリ。是ニ反シテ十七八
 日ノ官報ニ各社の神官ハ廃セラレ、無給ノ神官トナレリ。各社ノ
 神官悉ク不学無術無用ノ人ニシテ、独リ神宮ノ神官有用ノ人材ト
 モ云難シ。他ナシ、偏ヘニ奉仕ノ大神宮ノ恩徳ノ然ラシムルヨリ
 興廃地ヲ異ニセリ。嗚呼、本営ノ神官内ニハ、妻子飢餓ノ顧ナク、
 外ニハ奏判任の官ヲ辱スル栄ヲ思惟スレバ、一日片時、神恩神徳
 ヲ軽忽スルヲ得ンヤ。肝ニ銘ジ骨ニ刻ミ、其ノ涯リナキ恩徳に報
 ゼントナラバ、世ニ無用視セラレズ、学ヲ修メ、行を慎ミ、誠意
 真心天下ヲシテ、神宮ノ神官ハ、特別ナル故ニ、朝廷ノ待遇モ又
 非常ナリ、ト言ハレルヨリ外ノ義ナシ。唇亡テ歯寒シ。各社神官
 ノ廃ハ、前車ノ覆轍ナリ。加之、官吏試験法不日ニ発布セラル、
 ト云フ。其ノ時ニ臨ミ、臍ヲ●ノ悔ナカラン。事ヲ●スレバ、疎
 ゼラルト、古人ノ言アリ。従来学事ニ付、再三訓諭、其ノ効ナキ
 モ、則文、老婆心ノアマリ、不得止更ニ忠告ニ及ベリ。篤ト熟慮
 反省シテ、過日来令セズシテ、洋服ニ改装ナリシ如ク、翻然、子
 弟ヲ督責シテ、皇学館ニ入レ、自己モ一層勉励、神官ノ神官タル
 本務ヲ尽サレン事ヲ希望ス。
  言ハ意ヲ尽ザズ。論アラバ面議セラレヨ。
  各自各字ノ下ニ可否ヲ記シテ返戻アリタシ。
   明治廿年三月廿二日          宮司 鹿島則文」
 この諭告文には、神宮皇学館開学にかける則文の情熱が感じられる。以後、則文は、着々と学制の充実を図り、この四月大改革を実行した。館長に中田正朔、幹事に孫福弘坦、教頭に東貞吉、副教頭兼教授に下田義天類をそれぞれ任命し、科を尋常科と高等科に分け、修業年限を各四か年、定員百名とした。その後、明治二十三年五月には第一回目の卒業生二名を出し、二十七年には、祭主宮・有栖川熾仁親王を総裁に仰ぎ、則文自身館長の要職を兼ねて、その充実・発展に尽力した。
 明治二十八年六月一日、則文は皇学館の官立化を計画し、内務大臣・野村靖に申請した。この申請が許可され、神宮皇学館官制が勅令をもって公布されたのは、則文が伊勢を去って五年後、他界して二年後の明治三十六年八月のことである。神宮皇学館の館長は、初代・中田正朔、二代・鹿島則文、三代・冷泉為紀、四代・桑原芳樹、五代・木野戸勝隆・六代・武田千代三郎、七代・松浦寅三郎、八代・上田万年、九代・森田実、十代・平田貫一、十一代・山田孝雄……と、錚々たる人々がその任にあたり、学問発展のために尽くしてこられたが、鹿島則文は、その礎を築いたと言っても、決して過言ではない。

 式年遷宮(明治二十二年 第五十六回)
 則文が宮司就任後、五年目の明治二十二年に、伊勢神宮の大行事、第五十六回式年遷宮が行われた。戦前の式年遷宮に関しては、胡麻鶴醇之氏の調査(注2)に詳しいが、明治二十二年度の概略は以下の如くである。
 明治二十二年の式年遷宮の準備は、それより十四年前の明治八年から開始されていて、様々な手続きは、田中頼庸宮司等を中心に進められている。明治十五年四月、新宮造営に必要な材木伐採の御杣山は、信濃国西筑摩郡小川村字床沢并打越官林及び木曽谷官林と決定。鎮地祭は、十九年三月五日に行われた。
 仮御樋代木伐採式は二十年十一月九日に実施され、準備は着々と進行した。式年遷宮の節、儀仗兵は、陸軍歩兵大佐・渡部進以下総員一七八名が派遣された。また、神楽並びに秘曲が初めて奉納されたが、以後、これが踏襲しされている。
 鎮地祭、仮御樋代木伐採式、立柱祭、御形祭、上棟祭、檐付祭、甍祭、御戸祭、御船代祭、洗清、心御柱奉建、杵築祭、後鎮祭、御装束神宝読合、川原大祓、御飾、遷御、奉幣、古物渡、御神楽御饌、御神楽と、この大祭を則文は、その最高責任者として、滞りなく実行したのである。

 『古事類苑』の編纂刊行
 『古事類苑』は、本文千巻、洋装本五一冊(和装本三五〇冊)、日本最大の百科事彙である。明治十二年、西村茂樹の建議に基づいて、文部省が小中村清矩を主任として編纂に着手、その後、東京学士会院、皇典講究所、最後に神宮司庁に移管されて、大正三年、三十五年間の歳月を費やして完成した。編修には、川田剛、細川潤次郎、佐藤誠実、松本愛重、黒川真頼、本居豊穎、木村正辞、井上頼圀等をはじめ、多数の人々が関与した。明治二十三年、皇典講究所は契約の期限になったが、完成することが出来ず、「文部省ガ国家文運ノ為ニ計画シタル此一大事業モ、或ハ蹉跌セントスルノ状況」に至った。この時、社寺局長・阿部浩は、伊勢神宮宮司の鹿島則文に議り、これを完成させようとした。則文は意を決し、その許可を内務大臣に申請した。明治二十八年二月十二日のことである。
 この申請は、三月二十九日付で許可され、神宮司庁は、文部省及び東京学士会院作成の原稿二三四巻と、皇典講究所作成の原稿四〇七巻、合計六四一巻の原稿を受領し、『古事類苑』編纂の事業を引き継いだ。明治二十九年十一月八日、第一冊目帝王部第二十七巻を刊行、則文は、明治三十一年職を辞して鹿島へ帰郷したが、この大事業は、冷泉為紀、三室戸和光、岡部譲、桑原芳樹、木野戸勝隆等によって継続され、大正三年(一九一三)に完結した。この事業に関しても、則文の果たした役割は大きい。

 内宮炎上
 明治三十一年五月二日午後十一時三十分、伊勢神宮の内宮炎上という不祥事が突発した。参集所及び神宮司庁を焼失して、正殿にまで延焼しようとした時、則文は直ちに正殿に参り、御正体を風日祈宮に遷座し奉った。『神宮・近代史年表』は、次の如く記す。
  内宮参集所灰置場ヨリ出火参集所神宮司庁全焼余焔正殿ニ及ヒ
 御炎上仍テ神儀ヲ風日祈宮ニ御動座時雍館ヲ仮参集所祭主官舎ヲ
 仮神宮司庁トス(略叙)・・・二四 皇大神宮御異変ニ付祭主侍
 従社寺局長等前後シテ来田(櫟陰記)・・四 権宮司内務省ノ召
 ニヨリ東上(同)・・同 御炎上ニツキ宇治四ケ町有志会合シ社
 寺局長侍従ニ陳情書提出(同)・・二六 御異変ニツキ祭主職員
 御訓諭(類聚)・・二八 本日ヨリ参宮人日祈宮ニ参拝(櫟陰記)・・
 三〇 社寺局長ヨリ黒木御仮殿ヲ建設シ遷御ノコトニ御治定ノ旨
 依命通牒(類聚)……
 則文は、事後処理を済ませた後、この責任を負って少宮司と共に職を辞した。七月鹿島に帰ったが、この事が頭を離れず、夜中に飛び起きることしばしばであったという。この事件が則文の死期を早めたものと思われる。明治三十四年五月、特旨を以て従四位に叙せられ、十月十日午後十時、六十三歳の生涯を閉じた。
  注1 『法令全集』に拠る。
  注2 胡麻鶴醇之氏「戦前三代の式年遷宮」(『神宮・明治百年
     史・上巻』昭和62年9月1日、神宮庁発行)。
 

『桜山文庫目録 和書之部』 書誌

最終調査年月日 平成二十年九月二十五日。
所蔵者 鹿島則良氏。
体 裁 大本、写本、一冊、袋綴じ。
表 紙 朽葉色原表紙、縦二三七ミリ×横一六〇ミリ。
題 簽 左肩に子持枠原題簽、縦一六〇ミリ×横三二ミリ。枠は版
    刷、文字は墨書、「桜山文庫目録 和書之部」
内題・尾題 無し。
匡 郭 本文用紙は罫紙を使用。四周子持枠、縦一九九ミリ×横一
    二三ミリ。
丁 付 無し。
丁 数 墨付一一七葉。他に巻頭に白紙五葉、中間に白紙八葉があ
    る。
行 数 毎半葉十二行。
序・奥書 無し。巻頭に五葉の白紙があるので、後で序または目次
    などを追加する予定であったかも知れない。
本 文 毛筆。蔵書印・書入等は、黒色ペン書。
本文用紙 市販の薄手の罫紙を使用。罫の刷色は濃藍色。
蔵書印 本文第一葉オ右下に、陽刻縦長方形朱印、縦三二ミリ×横
    一五ミリ、「桜山文庫」。
その他 この目録は、鹿島則文の孫、鹿島則幸氏が、国学院大学を
    卒業(昭和四年〔一九二九〕)後、桜山文庫の書庫の現物
    に拠って作成されたものであることを、生前の鹿島則幸氏
    から伺っている。



桜山文庫目録 和書之部 上

 甲
 一号
大神宮儀式解 写 三十冊 荒木田(中川)経雅著

 二号
内宮儀式帳摘要 写 十冊
内宮儀式解考訂 写 四冊
外宮儀式解   写 四冊 度会正兌著 「松室書庫」「千萓蔵書」
太神宮本紀帰正  写 六冊
二宮年表    写 八冊(年表一冊 別記三冊 附録四冊)
山田故実集   写 三冊 泰倫興著
外宮 御文庫書籍目録 写 一冊
寛政遷宮物語 刊 三巻一冊
皇大神宮儀式帳 写 一冊
神宮式年御遷宮前後諸祭式 刊 一冊 神宮司庁
遷宮竟宴和歌 刊 一冊 明治二十二年
大神宮二所神●百首 写 一冊
寛居雑纂 写 十六冊 足代弘訓著
内宮殿舎彙解稿 写 一冊
伊勢二宮さき竹の弁 刊 一冊 本居宣長著
延喜大神宮式講本 写 二冊
外宮年中行事今式 写 六冊

 三号
氏経日記 写 六冊 「春霞館清水□涌井氏面氏」
勝地廻覧 写 一冊 「古森蔵書」「古森珍玩」
太神宮参詣記 刊 一冊 元禄二年
代々の恵 写 一冊 足代弘訓著 「正住弘美」
紀談拾遺 写 一冊 度会常彰著
宮川日記 写 一冊 多田義俊著
斎居通  写 二冊 度会(久志本)常彰著 「正住弘美」
斎宮略  写 一冊 河崎良佐著
宇治一乱記 写 一冊
花の構  写 四冊 檜垣常善著
囲?閑談 写 三冊 度会清在著
神路記 写 一冊 井面守和著 「河井範躬」 奥書に「明和五年謄写 度会範躬」
伊勢参宮案内記 刊 二冊 講古堂主人著 宝永四年
明和神異記 刊 一冊
伊勢太神宮続神異記 刊 二冊 度会弘乗著 元文四年
文政神異記 刊 二冊 箕曲在六著 天保
宝永神異記 刊 一冊 「豊景書房」
神境合戦類集 写 一冊 足代弘訓著
両宮御奇瑞 写 一冊
御蔭参伊勢物語 刊 二冊 抜之著
勢陽俚諺 写 三冊
伊勢参宮名所図絵 刊 八冊 蔀関月著 寛政九年
身禊海 写 一冊 荒木田末寿著
大神宮御利生記 刊 二冊 宝永二年
伊勢神異記 刊 二冊 度会延佳著 寛文六年
杉の落葉 写 一冊
蟄居記談 写 二冊 度会延貞著
斎居閑談 写 一冊
長峯十二時 写 一冊 「杉山私印」
摂末社順拝図絵 写 四冊
伊勢摂末社独案内 刊 一冊 「梨園蔵書」
松杉和歌集 刊 一冊
建久元年内宮遷宮記 写 一冊
神宮雑例集 写 二冊
八ケ請屋日記 写 一冊

  四号
勢陽雑記 写 十冊
勢陽雑記拾遺 写 三冊
人馬一件日記 写 一冊
皇太神宮殿舎考証 写 一冊 度会延経著
外宮殿舎考証 写 一冊   仝上
神宮祀官賞罰沙汰文 写 一冊
勢州兵乱記録 写 一冊
摂末社巡廻記 写 二冊
伊勢両宮七道記 写 一冊
伊勢斎宮部類 写 度会延経著
毎事問 写 三冊 度会清在著
文明十八年兵乱記 写 一冊 「杉山私印」
二所皇太神宮遷宮次第記 刊 五巻二冊 度会延佳著
外宮子良館祭典式 写 二冊 度会益弘著
享和公●勅使見聞録 写 一冊     
享和公●勅使記
御巫氏蔵書目録 写 一冊
諸雑事記 写 二冊
本かしは 写 一冊
歌合画題新名所考 写 一冊 御巫清直著
神朝本紀 写 一冊 御巫清直著
神民須知 写 一冊 度会常彰著
斎居通翼 写 一冊 仝上
伊勢の道の記 写 一冊
両宮弁論略解 写 一冊
神廷紀年 写 六冊 石崎文雅著
正中御餝記 写 一冊
四所新宮御餝 写 一冊
神嘗祭御遊考実 写 一冊
御使御詣記 写 一冊 「小倉吉重」
太神宮司庁行事標目 写 四冊
神宮祭神提要 刊 一冊 田中頼庸著 明治廿二年
昔物語 写 一冊
山田合戦類纂 写 一冊
伊勢勅使部類記 写 二冊
首書 延喜太神宮式 刊 一冊 元禄十一年
神依板 写 一冊 足代弘訓著
并合記 写 一冊
豊受神霊伝来或問 写 一冊 御巫清直著
神宮諸雑事記 写 一冊
新任弁官抄 写 一冊  「千萓蔵書」

 五号
神宮大成記 写 十五巻十六冊 荒木田守夏著 自筆本  「荒木田」「守夏」
神境紀談 写 七冊
山田細見図 写 一枚
宗廟社稷問答 写 二冊
公文筆海抄 写 一冊
伊勢新名所歌合 写 一冊
内宮文政類焼記 写 一冊
神名帳考証再考 写 三巻一冊 度会正身著
自警記 写 一冊
師友雑録 写 九冊
郷譚 写 一冊 石崎文雅著
両宮事物原始 写 三冊 度会常彰著
大神宮諸雑事記 刊 二冊 (群書類従三巻)
外宮子良館祭奠式 写 五冊 度会益弘著
内宮年中行事 写 四冊
外宮儀式帳 写 一冊
離宮院考証 写 一冊 御巫清直著
●与登廼鏡 写 一冊 足代弘訓著
勅幣中興記 写 一冊
外宮儀式帳私考 写 三冊 石崎文雅著
内宮当時年中行事 写 一冊
伊勢乃家都登 写 一冊 足代弘訓著
大神宮宝永霊験略書 写 一冊

 乙
 一号
校訂古事記 刊 三冊 田中頼庸校 明治廿年
日本書紀 再刻 刊 三十巻十五冊 文政十三年
書紀集解 刊 三十巻二十冊 河村秀根著 愛知県蔵版
日本書紀通証 刊 三十五巻二十三冊 谷川士清著 宝暦十二「村井之印」
続日本紀考証 刊 十二冊 村尾元融著 「忠孝吾家/関場氏所蔵/経史吾家」「畊雨珍蔵」「名忠武字士挙号茶屋」

 二号
続日本紀 刊 四十巻二十冊 明暦三年
日本後紀 刊 十冊 寛政十一年温古堂本
続日本後紀 刊二十巻十冊 寛政七年再刻
三代実録 刊 五十巻十五冊 源孝善書入本
文徳実録 刊 十冊 宝永六年
遠適誌 写 三冊 

 三号 四号
大日本史 刊 二百四十三巻一百冊
大日本史志 刊 五十九冊
  神● 二十冊
  氏族 十二冊
  職官 五冊
  礼楽 十冊
  兵  二冊
  刑  一冊
  陰陽 三冊
  仏事 六冊
大日本史論賛 写 十四巻一冊
大日本史蒙求 写 一冊 吉川全節著

 五号
釈日本紀 刊 廿八巻十五冊 卜部懐賢 「久松少将所進」「白川家学校蔵」
類聚国史 刊 二十七冊 仙石政和 文化十三年
類聚国史考異 刊 三冊 仝上 文化十三年
訂正 新撰姓氏録 刊 三十巻三帙 二冊 源稲彦訂 天保五年
旧典類纂 皇位継承篇 刊 十巻五冊 附録一冊 横山由清 黒川真頼 編 明治十一年発行 元老院蔵版 
編纂御系図 刊 二冊 仝上 仝上
国史神●集 写 十巻二冊 梅園惟朝撰 「古川氏之記」
続国史神●集 写 五冊 桶口宗武編 「古川氏之記」

 六号
令義解 刊 十冊 温古堂蔵
類聚三代格 刊 十六冊
享禄本三代格 刊 五冊 川田剛 栗田寛 飯田武●校訂 明治十八年 前田家蔵
日本逸史 刊 廿巻十冊 鴨祐之著 享保九年 「常陸小堀氏蔵」
百錬鈔 刊 十四冊 温故堂本 「香雲書屋」
類聚符宣抄 刊 八冊 温故堂本 「寛居」「薗田私印」 足代弘訓書入本
古史通 刊 四冊 新井君美著 明治四年

 八号
古事記伝 刊 四十七冊 本居宣長著 文化五年 「成化堂図書記」
古事記伝略 刊 十二巻四冊 吉岡徳明著 明治十六年
古事記 刊 三冊 渡会延佳 貞享四年
英訳古事記誘導篇 写 三冊 チャンバーレイン述
古事記考 洋活 一冊 井上頼圀著 明治四十二年 非売品

 九号
群書類従 帝王部 刊 十九冊
  神皇正統記 三冊
  続神皇正統記 
  椿葉記  以上一冊
  皇代記 二冊
  皇年代略記 二冊
  践祚部類鈔
  天祚礼記職掌録  以上一冊
  本朝世記
  庭槐抄  以上一冊
  皇帝紀抄 一冊
  六代勝事記 
  五代帝王物語 一冊
  元徳二年日吉社 並 叡山行幸記
  舞御覧記  以上一冊
  書写山行幸記
  さかゆく花上
  北山殿行幸記  以上一冊
  室町殿行幸記
  同上別記  以上一冊
  聚楽第行幸記
  天正廿年仝上行幸行列  以上一冊
  御幸始部類記
  後先厳院御幸始記
  高野御幸記
  両院熊野御詣記  以上一冊
  賀茂御幸記
  賀茂御祖皇大神宮御行部
  石清水臨幸記
  両院石清水御参籠記
  石清水御幸記
  八幡御幸記
  亀山殿御幸記
  臨幸私記
  応永廿二年御幸記  以上一冊
群書類従 合戦部 刊 四十六冊
  将門記
  純友追討記
  陸奥話記
  後三年合戦記  以上一冊
  承久記 三冊
  梅松論 二冊
  伯耆巻 一冊
  明徳記 二冊
  応永記
  嘉吉記  以上一冊
  長禄寛正記
  文正記  以上一冊
  応仁記 三冊
  応仁略記 二冊
  応仁別記
  永禄記  以上一冊
  豊鑑 二冊
  細川両家記 二冊
  勢州四家記
  内外両宮兵乱記  以上一冊
  鎌倉大草紙 二冊
  結城戦場物語 一冊
  相州兵乱記 三冊
  豆相記
  河越記
  深谷記  以上一冊
  笹子落草子
  中尾落草子
  房総治乱記
  鹿島治乱記  以上一冊
  江濃記
  江北記
  舟田前記
  舟田後記  以上冊
  蓑輪記
  羽尾記  以上冊
  蘆名記
  蒲生氏●記  以上冊
  伊達日記 三冊
  柴田退治記
  富樫記
  小松軍記  以上一冊
  荒山合戦記
  末森記  以上一冊
  赤松記
  赤松再興記
  別所長治記  以上一冊
  大内記
  中国治乱記  以上一冊
  阿州将裔記
  三好家立記
  三好別記
  十河物語  以上一冊
  予章記 一冊
  大友記 二冊
  難太平記 
  上月記
  荒木略記  以上一冊
  親房●関域書
  吉野御事書案
  阿蘇大宮宮司惟澄申状
  菊池武朝申状
  上杉輝虎注進状
  豊臣太閤御事書
  沙弥洞然長状  以上一冊

 十号
故事類苑 刊 廿四冊
  帝王部 八冊 明治廿九年
  神●部 十六冊 明治三十一年
故事類苑 洋活 二冊
  帝王部 一冊 明治廿九年
  神●部一 一冊

 十一、十二号
野史 刊 二百九十一巻百冊 飯田忠彦著 明治十

 十三号
延喜式 刊 五十冊 「●賀之屋」
延喜式考異 刊 七巻八冊
仝上附録 刊 三冊

 十四号
ゑ入 太平記 刊 四十巻十一冊 元禄十一年

 十五号
史籍集覧 刊
  校本扶桑略記 丗巻八冊
  神皇正統記 三巻二冊
  神明鏡 二冊
  一代要記 十冊
  十三代要略 二冊
  水鏡 三巻二冊
  大鏡 八巻五冊
  大鏡異本陰書 (前書附録)
  増鏡 四冊
  校本栄華物語 四十巻十五冊
  栄華物語系図
  栄華物語考 伴信友  以上一冊
  続世継 十巻六冊
  月のゆくえ 二冊 荒木田麗子
  池の藻屑 十四巻四冊 荒木田麗子
  宇多天皇実録 三巻二冊 林道春
  参考 源平盛衰記 四十八巻四十六冊
  北条九代記 二冊
  南方記伝 二冊
  桜雲記 三巻一冊
  南山巡狩録 七冊 (欠九冊)
  重編応仁記 二十巻九冊
  織田軍記(総見記) 二十三巻十一冊
  太閤記 二十二巻十冊
  改正三河後風土記 四十二巻二十九冊
  校本鎌倉大草紙 三巻二冊
  関八州古戦録 廿巻九冊
  北条五代記 十巻五冊
  雲州軍話 二巻一冊
  安西軍策 七巻四冊
  浅井三代記 十八巻五冊
  朝倉始末記 八巻四冊
  菊池伝記 三巻二冊
  歴代鎮西要略 十二巻十一冊
  肥陽軍記 四巻二冊
  豊薩軍記 十巻七冊
  南海治乱記 十七巻九冊
  南海通記 六巻三冊
  奥羽永慶軍記 三十九巻十六冊
  将門純友東西軍記  以下続群書類従合戦部
  泰衡征伐物語  以上一冊
  承久兵乱記 二巻一冊
  竹崎五郎絵詞
  船上記  以上一冊
  永享記
  永享後記
  上杉憲実記  以上一冊
  嘉吉物語
  長禄記
  応仁乱消息  以上一冊
  細川勝元記
  官地論
  長亨年後畿内兵乱記  以上一冊
  細川政元記
  瓦林政頼記
  道家祖看記
  立入宗継記  以上一冊
  豊内記 三巻二冊
  佐久間軍記 一冊
  賤岳合戦記 二巻一冊
  惟任退治記
  太閤紀州発向記
  同四国及北国御動座記
  任官記
  本山豊前守覚書  以上一冊
  細川忠興軍功記 一冊
  脇坂家伝記
  中村一氏記  以上一冊
  一柳家記
  渡辺勘兵衛記  以上一冊
  大和軍記
  和田系図裏書
  関岡家始末
  清須合戦記
  名古屋合戦記  以上一冊
  今川記(一名富麓記) 一冊
  深沢城矢文
  湘山星移集
  里見代々記  以上一冊
  里見九代記 三巻一冊
  土気古城再興伝来記
  国府台戦記
  鴻台後記
  長倉追討記
  園部状  以上一冊
  常陽四戦記
  水谷蟠龍記
  土岐累代記  以上一冊
  飛●国治乱記
  太塔軍記
  蘆田記  以上一冊
  兼山記
  堂洞軍記  以上一冊
  寿斎記 一冊
  新田老談記 三巻一冊
  松陰私語 五巻
  館林盛衰記  以上一冊
  唐沢老談記
  反町大膳訴状  以上一冊
  那須記 一冊
  藤葉栄衰記 三巻一冊
  丹州三家物語 一冊
  備前文明乱記
  妙善寺合戦記  以上一冊
  備中兵乱記
  太田水責記
  湯川彦右衛門覚書  以上一冊
  高橋紹運記(九州兵乱記) 二巻一冊
  宗像軍記 一冊
  清正記 三巻一冊
  島津家譜 一冊  以上続群書類従
  西行一生涯草紙 一冊
  三人懺悔冊子 一冊
  足利季世記 八巻二冊
  松隣夜話 二巻一冊
  川中島五度合戦次第
  上杉輝虎注進状  以上一冊
  毛利元就記 一冊
  老翁物語 二巻一冊
  太閤素生記
  祖父物語  以上一冊
  南蛮寺荒廃記 一冊
  飛州軍覧記
  飛州千光寺記
  飛州三沢記  以上一冊
  利家夜話 三巻一冊
  会津陣物語 四巻三冊
  氏郷記 三巻二冊
  福島大夫殿御事 一冊
  加沢平次左衛門覚書 一冊
  以貴小伝 一冊
  鎌倉管領九代記 七冊
  鎌倉九代後記 一冊
  東鑑脱漏 一冊
  島津家本東鑑 一冊
  細々要記 七巻二冊
  興福寺英俊法印日記 一冊
  六史要覧 三巻二冊
  校本古事談 六巻三冊

  古今著聞集 廿巻七冊
  武芸小伝 十巻二冊
  今物語
  和気清麿参宇佐宮絵詞
  新国史類聚残本  以上一冊
  叡山大師伝
  伝教大師行状
  伝教大師行業記
  延暦寺故内供奉和上行状
  慈覚大師伝  以上一冊
  空海僧都伝
  贈大僧正空海和上伝
  高野贈大僧正伝
  大師御行状集記  以上一冊
  諸寺塔供養記
  那須雲巌寺旧記  以上一冊
  山門三井確執記
  文覚五箇条 并 官符
  高尾山中興記
  法隆寺古今目録抜萃
  法隆寺宝物和歌  以上一冊
  朝鮮陣古史
  広沢記
  颶風紀事
  将軍宣下次第書
  別木以下徒党一件  以上一冊
  田楽法師由来之事 一冊
  五音抄
  耳嚢抄
  天明江戸飢饉之事  以上一冊
  定西法師伝
  琉客談記
  唐律御調  以上一冊
  介寿●叢 一冊
  武辺叢書 十冊
  史料叢書 百五巻十四冊
  塵塚物語 六巻二冊
  老人雑話 二巻一冊
  備前老人物語 一冊
  続武将感状記 一巻二冊
  落穂集追加 十巻二冊
  渡辺幸庵対話 一冊
  慶長見聞集 十巻五冊
  耆旧得聞 一冊
  後見草 三巻一冊

  礼典抜萃 三冊
  式目新編追加 一冊
  年中恒例記
  諸大名出仕記  以上一冊
  明良帯録 一巻二冊
  恩栄録 三巻一冊
  廃絶録 二冊
  愚管鈔 七巻五冊
  中外経緯伝 六巻五冊
  史鑑 十一冊
  上杉略譜 一冊
  原城紀事 二十巻八冊
  以伝五種 三冊
  春日山日記 三十巻九冊
  総目解題 一冊

十六号
国史紀事本末 刊 四十巻廿冊 青山延光著 明治九年
評註校正 神皇正統記 刊 六冊 藤原直彦 慶応元年
日本外史 刊 廿二巻十二冊 頼山陽著 明治六年三刻
日本政記 刊 十六巻八冊 頼山陽著 文久元年
皇朝史略 刊 十二巻十冊 青山延于著 文政九年 「廣辻氏蔵書印」
続皇朝史略 刊 五冊 仝上 仝上(「廣辻氏蔵書印」
常陸誌料 関城繹史 (二部)刊 一冊 宮本元球著 万延三年
皇城靖献遺言 刊 八巻三冊 横尾謙著 明治六年 「神宮教院育
材課之印」
遺言類記 刊 八巻三冊 吉村斐山著 明治四年 「仝上(神宮教院育材課之印)」
国史論賛評点 刊 二冊 長谷川竹院著 明治十年

十七号
新刊吾妻鏡 刊 五十二巻廿五冊 慶長十年 「苔香山房之印」「野印氏図書記」「華石園木村蔵」「于川草堂印」
東鏡脱漏 刊 一冊 寛文八年 「仝上(苔香山房之印・野印氏図書記・華石園木村蔵・于川草堂印)」

十八号
標記本朝通● 刊 林羅山著 明治八年

十九号
藻塩草 刊 廿巻十冊 寛文九年

廿号
日韓古史断 洋活 吉田東伍著 明治廿六年冨山房発行 定価一円五十銭
伏敵編 洋活 六巻一冊 山田安栄著
仝上附録靖方溯源 二巻 山田安栄著
  蒙古襲来絵詞 明治廿五年訂正再版 定価弐円  以上一冊
元寇始末 写 一冊
重修新訳蒙賊記 刊 五冊
伊勢国司紀略 写 六冊 嘉永二年正住弘美謄写
丙丁炯戒録 刊 二冊 塩谷世弘著 天保十一年
後鑑 刊 廿二巻 五冊 明治二十二年内閣記録局
水鏡 刊 三冊  「鹿島文庫」 「水鏡全部三巻右奉納近藤氏用和文庫開基 法橋宗武氏「専室」」
鄰交徴書 刊 六冊 伊藤松貞一輯 天保十一年
異称日本伝 刊 十五冊 松下見林著 元禄六年 「久志本」
征韓偉略 刊 五冊 川口長孺著 天保二年
蛍蝿抄 刊 六冊 温故堂本
元寇紀略 刊 二冊 大橋順周著 「於保波多」

廿一号
校訂増補 吾妻鏡 刊 五十二巻十巻冊 高桑駒吉、依田喜一郎、成川叡次郎校訂 明治廿九年発行 定価七円
吾妻鏡集解 刊 二冊 仝上編 仝年発行 定価七十五銭
鎌倉史 刊 五十巻十冊 小川弘著 明治十七年
宇多天皇事記 史料 刊 三冊

廿二号
南山巡狩録 写 十五冊 大草公弼著 「勝野家蔵」
仝上追加 写 五冊 「勝野家蔵」「南山巡狩録追加五冊文化六年九月廿五日献上副本」
南木誌 刊 五冊 中山利質著
楠氏考 刊 一冊 川田剛著 明治十六年
伊達行朝勤王事歴 刊 三冊 明治三十三年
右大臣吉備公伝纂釈 活 一冊 重野安繹著 明治丗五年 非売品
晴右記 刊 一冊 (文科大学史誌叢書) 明治三十二年 大学蔵版 富山房発兌 定価五十銭
晴豊記 刊 三冊 仝上 定価八十銭

 廿三号
続史籍集覧 刊 六十七冊
  真本細々要記 七巻一冊

廿四号
山陵記 刊 一冊 宮城三平著 明治十九年再増補 不販売
聖蹟図志 刊 二冊
日次記事 写 一冊 「小林家印」「寺田氏印」
禁忌類聚 五辛考 写 一冊 度会煥光輯
竹栄抄 写 一冊 伴信友著
史学指南 写 一冊
安政新造内裏記 写 一冊
装束拾要抄 刊 二巻一冊 寛政十年
安徳天皇御事蹟考 洋活 一冊 明治廿五年史談会発行 非売品
衣紋図彙 写 一冊 「福島蔵書」「右以堤盛愛蔵本写 文化五年九月」
雅亮装束抄 写 一冊 天保十二年写
増補 鳳闕見聞図説 写 三冊
雑筆要集 写 一冊 「弘訓の奥書あり」「寛居」
京兆府尹記事 写 二冊 「杉山私印」
日本長暦 写 二冊 保井春海著(林崎文庫本の写)
大安寺縁起流記資財帳 写 一冊 「政武」「奥書に右一本ハ足代弘訓ノ珍蔵ナルヲ写シタリ、天保九年、北川政武」
寛永三年二条御城へ御行幸記 刊 三冊 正徳二年
御幸記 写 三巻一冊
大日本国開闢由来記 刊 六巻四冊 一夢道人編 文久元年再刻
明月記抜 写 一冊
大嘗会員繹 写 八巻二冊 羽倉在満著 「福田書蔵」「源義高印」
本朝官制沿革図考 写 一冊 奥書に「弘化二年以小倉氏蔵本自書写記、度会弘継 花押」
武家職官考 刊 二冊 水本成美著 明治廿二年 定価五十銭
神武経備考 写 二冊 「神宮教院」
将門記 刊 一冊 植松茂岳跋 寛政十一年
松乃藤靡 写 一冊 嘉永六年 正住弘美写
南朝紹運図 写 一冊 嘉永七年 正住弘美写
戸籍考 洋活 一冊 元老院蔵版 禁発売
氏族考 刊 一冊(上巻のみ) 栗田寛著 明治廿九年 非売品
荘園考 洋活 一冊 仝上 明治廿一年大八洲学会発兌 定価五十銭
大政三遷史 洋活 一冊 小中村義象著 明治廿一年東洋学会発行
隠峰野史別録 刊 一冊 安邦俊著 嘉永 「精堂姑蔵」
逸史糾● 写 一冊 「閑雲楼蔵書記」奥書に「文久元年 写之 閑雲山人 江川約」
康富御記 抜書 写 一冊 「松田本生」
尊号廷議 写 一冊 (燕石十種七ノ五)
雑記 写 一冊
多度寺縁起資財帳 写 一冊 「御巫書蔵」奥書に「右以橋村淳風神主蔵本令西河倫成●写 于時嘉永五年三月 御巫石部花押」
江談抄 写 二冊 
室町殿日記 写 五冊 楢林長教撰 「赤沼書屋」「朝日蔵書」
若狭国官社私考 写 六冊 伴信友著
禁秘鈔階梯 写 三冊 「荒木田経先」「春霞館清水涌井両氏」奥書に「寛政六年七月写畢内宮●宜従四位上荒木田神主経先 花押「経先」」
高野大師使筆法 写 一冊 「風篁亭」奥書に「天保十四年九月識
于風篁亭 正五位下荒木田興平「田興平字子隆印」「読書 是吾家」」
年中行事故実考 写 六巻三冊

 廿五号
新板 塵添?血嚢鈔 刊 二十巻 文安三年
令集解 写 四十巻十一冊 
標註 令義解校本 刊 三巻二冊 欠本 近藤芳樹著
拾芥抄 刊 三冊 「今井蔵書」
北山抄 写 十二冊 「新井庫」「坪内之記」奥書に「北山抄十二冊者正二位大納言公任●所撰也、予辱賜公命借府庫所蔵原本写之焉、嗚呼君公之恩至●、子孫夫思之宜珍而蔵之玉、非同好士不可許妄見也●、安政二年 坪内主水藤原助平」又、「大麻比古神社●宜新井正道の明治八年の奥書あり。
職原鈔抄 写四冊 「松室書庫」「水倉吉重」
職原鈔 写四冊 奥書に「于時天保十五年十一月、度会吉重」
校正法曹至要鈔 写 二冊
日本制度通 刊 二冊 萩野由之、小中村義象共著 明治廿三年

廿六号
泰平年表 写 六冊 忍屋隠士著
続泰平年表 写 六冊 竹舎主人著
続々泰平年表 写 六冊 
武家必? 泰平年表 刊 一冊 忍屋隠士著 滋野清弘の奥書
武江年表 刊 八冊 斎藤幸成著 嘉永三年
家忠日記 刊 六冊 文科大学史料叢誌 明治三十年発行
川角太閤記 刊 五冊 嘉永四年

廿七号
我自刊我 刊 百冊

 廿八号
標注 日本仏法史 刊 二冊 田島象二著 明治十七年
仝上附録扶桑伽藍紀要 刊 一冊 大徳寺編
近古史談 刊 四冊 大槻磐渓著 元治元年
理慶尼の記 刊 一冊  「鉄研文庫」
帝国紀年私案 洋活 一冊 落合直澄 明治廿一年 定価三十五銭
古今史譚 洋活 四冊
西南 征討史略 刊 九冊 青木輔清編 明治十一年
従征日記 刊 七冊 川口武定著
熊本鎮台 戦闘日記 刊 五冊
西南戦史 洋活 十二冊 川崎紫山著 明治廿六年
戊辰戦史 洋活 十二冊 仝上    仝上
戦袍日記 洋活 一冊 佐々友房著 明治廿四年再版
北地危言 洋活 一冊 東京日々新聞附録 明治廿一年
文明東漸史 洋活 一冊 藤田茂吉著 明治十七年

 廿九号
尊攘紀事 刊 六冊 岡千仞著 明治十七年
維新前後 実歴史伝 刊 十冊 西河称篇 明治廿五年
常野戦争誌略 洋活 一冊 小山朝弘著 明治廿一年
勝伯事蹟 開城始末 洋活 一冊 阪崎斌著 明治廿三年
王政復古 戊辰始末 洋活 六冊 岡本武雄著 明治廿二年
訂正 戊辰北越戦争記 洋活 一冊 野口団一郎著 明治廿六年
甲子殉難士伝 刊 三冊 邨田峯次郎著 明治丗年
波山始末 洋活 一冊 史談会編 明治丗二年
天保明治 水戸見聞実記 刊 一冊 明治廿八年
戊辰出羽戦記 洋活 一冊 狩野徳蔵著 明治廿三年
藤侯実歴 洋活 一冊 大橋又太郎著 明治三十二年
名家談海 洋活 一冊 仝上     明治三十二年三版
五十名家訪問録 洋活 一冊 坪谷善四郎著 明治三十二年再版
四裔編年表 洋活 一冊 広瀬乗信著 明治十一年
通俗 世界大戦史 洋活 二冊 早稲田大学編 大正八年四版

丗号
剣影録 洋活 一冊 江間政発著 明治廿三年
南山蹈雲録 写 一冊
心のあと 刊 一冊 藤田誠之進著 明治廿四年
匏庵十種 刊 二冊  栗本匏庵著 明治二年
仝上   洋活 一冊 仝上    明治廿五年
日本風俗史 洋活 二冊 藤岡作太郎・平出鑑次郎共著 明治二十八年
皇室野史 洋活 一冊 広瀬千九郎著 明治廿六年
王政復古 義挙録 刊 一冊 小河一敏著 明治十九年
懐旧紀事 洋活 一冊 浜野章吉著 明治丗二年
昨夢紀事 洋活 二冊 中根雪江著 明治廿九年
開国起原 洋活 三冊 勝安房著 宮内省発版 明治廿六年 吉川半七発行
開国始末 刊 三冊 島田三郎著 明治廿一年
開国起原 安政紀事 洋活 一冊 内藤恥叟著 明治廿一年
府朝事略 刊 十二巻二冊 吉川松浦著 明治丗四年
明治史要 洋活 二冊 修史館編 第一編 明治九年 第二編 明治十二年
大坂城誌 洋活 四冊 小野清著 明治三十二年
三十年史 洋活 一冊 木村芥舟著 明治廿五年
官職制度沿革史 洋活 一冊 小中村清矩著 明治丗四年

 丗一号
歴史評林 洋活 十二冊 萩野由之著 明治廿六年
史海 洋活 合四冊 
史料通覧 洋活 十八冊
  小右記 二冊
  左経記 一冊
  中右記 七冊
  水佐記
  帥記    一冊
  山槐記 三冊
  勘仲記 二冊
  兵範記 二冊

 丗二号
大日本史料 洋活
大日本古文書 洋活
日露戦史大全 洋活 二冊 宮部力次著 明治三十九年
日本戦史 洋活 二十二冊 参謀本部
  関原役 四冊
  大阪役 三冊
  桶狭間役 二冊
  姉川役 三冊
  三方原役 二冊
  長篠役 二冊
  中国役 二冊
  山崎役 二冊
  柳瀬役 二冊
神●全書 洋活 五冊

 丙
一号 二号 三号 四号
万葉集古義 刊 百四十一冊 鹿持雅澄著 宮内省蔵版 明治二十八年
万葉用字格 刊 一冊 春澄著 文化十五年
万葉類語 写 二冊
万葉集類句 刊 三冊 賀茂季鷹著 文化三年
万葉新採百首解 刊 二冊 嘉永四年  「雙鶴文庫」
万葉和歌集 校異 刊 廿冊 文化二年 馬場龍彦の奥書書入本 「国分氏蔵」
摸刻 万葉集 刊 二冊 温古堂本 
万葉考 刊 三冊  「桂斎」「彩雲楼図書記」
新撰万葉集 刊 二巻一冊 元禄十二年

五号
万葉集類語 写 廿冊  「紀伊国古学館之印」「松阪学問所」
万葉集註釈 刊 廿巻六冊 清水浜臣書入本  「清水浜臣蔵書」「尚古斎所蔵」「泊?舎蔵」
玉霰窓の小篠 刊 五冊 中島広足著 明治廿一年
雅言解 刊 四冊 鈴木重嶺著 明治十二年
本朝俚諺 刊 十冊 井沢長秀著 文政四年
増補 俚言集覧 洋活 三冊 村田了阿著 井上頼? 近藤瓶城増補 明治三十二年

六号
増補 雅言集覧 刊 五十七冊 石川雅望著 中島広足増補 明治十年

七号
湖月鈔 刊 六十冊 北村季吟著 延宝元年
源氏物語評釈 刊 萩原広道著
紫文製綿 刊 八冊 橋本稲彦著 文化十四年

八号
空穂物語 写 二十冊 岡本保孝書入本
栄華物語 写 二十冊
十訓抄 刊 十冊
さごろも 刊 十冊 伴直方書入本 「伴氏家印」「正明之印」奥書 文化十四年一校卒/文政二年比校卒/天保九年校卒 伴直方(花押)
狭衣下紐 刊 二冊 仝上 承応三年 「伴氏家印」「正明之印」
紫式部日記釈 刊 四冊 天保五年 享保五年石清水社士谷村光義書入本

九号
千五百番歌合 刊 十冊  「山中蔵書」
六百番歌合 刊 十冊 寛政十二年 村田たせ子書入本 奥書に「文化の七とせ長つき藤原の元雄の本もてましへをはる たせ子」
秋二百六十番歌合 刊 二冊 弘化三年
歌合部類 刊 二十冊  「鈴屋之印」
後撰和歌集標注 刊 四冊 小倉御蔭書入本 奥書に「文化十一年
 言葉のつかね緒をもて校合し 小倉御蔭」
新撰和歌六帖 刊 四冊  「西世古井阪印」
鈴屋集 刊 九冊  「堤文庫」「神宮教院育材課之印」
後鈴屋集 写 三冊 本居春庭著  「久志木」
新葉集 刊 二十巻五冊 承応二年  「鹿島文庫」
堀河院百首 刊 三冊 慶安  「会田家蔵書」
類題衣手集 刊 三冊 朝比奈泰吉著
謌林拾葉集 写 十二巻四冊  「峨々堂蔵書」「達磨屋五一」

十号
独看和歌集 刊 十冊
怜野集 刊 十二冊
類題草野集 刊 十二冊
明倫歌集 刊 五冊 文久二年
六帖詠草 刊 七冊 文化八年  「竹垣内蔵書」
六帖詠草拾遺 刊 二冊 嘉永二年
琴後集 刊 十五巻七冊 村田春海著 天保七年
柿園詠草 刊 二冊 
草庵集玉箒 刊 九巻五冊 本居宣長著 明和五年
続草庵集玉箒 刊 三巻一冊 本居宣長著 天明六年
類題名家和歌集 刊 三冊 文化九年
近世名家歌集 刊 三冊 鈴木重胤撰  「神宮教院育材課之印」
梨の片枝 刊 二冊 三条実美著 高崎正風編 明治廿六年
滝のしぶき 刊 二冊 黒田清綱集 明治十一年
古今和歌初学 刊 七冊 欠雑上
再刻 和歌梯 刊 四冊 富士谷成字著 明治十六年

十一号
とりかへはや 写 四冊  「朝田家蔵書」「岸本家蔵書」奥書に
 「借橘千蔭蔵本而謄写 岸本由豆流本 寛政十一年正月」
清少納言 刊 四冊 慶安二年  「山岸蔵書」「暮秋庵」
枕草子春曙抄 刊 六冊 延宝二年  「朝田家蔵書」「岸本家蔵書」 岸本由豆流書入本
訂正増補 枕草子春曙抄 刊 三冊 鈴木弘恭著 明治廿六年
うつほものかたり 刊 三十冊  「歌堂文庫」 前半村田春海書
入本 後半村田たせ子書入本
宇治拾遺物語 刊 十五冊 万治二年
源氏物語忍草 刊 五冊 成島柳北書入本
仝上すみれ草 刊 三冊 文化十二年  「会田家蔵書」

 十二号
徒然草 刊 二冊 文化十二年
徒然草諸抄大成 刊 十冊 浅香山井輯
おちくぼ物語 刊 四冊 久米幹文書入本 寛政十一年  「久米氏水屋記」
仝上     仝上           仝上
土佐日記抄 刊 二巻一冊 北村季吟著 寛文元年
土佐日記創見 刊 五冊 香川景樹著 嘉永二年
土佐日記舟の直路 刊 二冊 橘守部著 明治
竹取物語抄 刊 二冊 小山儀著 天明四年
竹取物語俚言解 刊 一冊 佐々木弘綱著 明治十四年
大和物語抄 刊 六冊 北村季吟著 承応二年
大和物語直解 写 三冊 賀茂真淵著 奥書に「天保七年借得泊?舎蔵書 金子朝貞写」
方丈記流水抄 刊 二冊 享保四年
蜻蛉日記 写 二冊 
仝上   写 三冊
仝上解環 刊 十七冊  「中村蔵書」「宮先●蔵書」「小林氏図書記」

十三号
参考伊勢物語 刊 三冊 屋代弘賢著 文化十四年「於保波多」
伊勢物語古意 刊 七冊 賀茂真淵著 寛政五年
勢語臆断 刊 五冊 釈契沖著 享和三年
標注伊勢物語新釈 洋活 二冊 藤井高尚著 大久保初雄標注 明治廿七年
玉の小櫛 刊 九冊 本居宣長著
玉の小櫛補遺 刊 二冊 鈴木朖著 文化三年
玉琴 刊 二冊 文化十二年
倭名類聚抄京本 写 十巻三冊  「内宮権●時宜荒木田興平之印
 」「興平之印」 
仝上   曲直瀬本 写 四巻二冊 零本  「仝上」
仝上   下総本 写 五冊        「仝上」
仝上   昌平本 写 六巻二冊 零本     「仝上」
仝上       刊 廿巻五冊  「小林家印」
故事函 写 四冊

十四号
八代集抄 刊 五十冊 北村季吟 天和二年
    古今和歌集
    後撰和歌集
    拾遺和歌集
    後拾遺和歌集
    金葉和歌集
    詞花和歌集
    千載和歌集
    新古今和歌集 廿巻十冊
うたふくろ 刊 六冊  「稿堂文庫」
寄居歌談 刊 五冊 近藤芳樹著 
無名抄 刊 二巻一冊  「雙鶴文庫」「拾穂軒蔵」
三十六人集補 写 三冊  「山口書蔵」

 十五号
百人一首一夕話 刊 九冊 尾崎雅嘉著 天保四年
短歌撰格 刊 二冊 橘守部著 明治十八年
長歌撰格 刊 二冊 仝上
文章撰格 刊 二冊 仝上
江戸職人歌合 刊 二冊
難波職人歌合 刊 二冊 黒沢葎庵著 嘉永七年
職人尽歌合 刊 一冊  「於保波多」
草庵和歌集蒙求諺解 刊 廿冊 宣阿集 享保八年
古今和歌集 刊 二冊
後撰和歌集 刊 二冊
拾遺和歌集 刊 二冊

 十六号
夫木和歌鈔 刊 三十七冊 寛文五年

十七号
天保日記 写 十二冊 井関隆女著
藤波記 写 一冊

十八号 十九号 二十号
万葉集師説 写 五十二冊 入江昌喜書入本  「幽遠窟蔵」奥書に「右万葉集師説五十二巻者以四天王寺明静院秘蔵海北若冲自筆本誂行松氏父子令謄写一校了再以同院収蔵之代匠記令比校畢」
師説作者履歴 九冊                「仝上」
  勝地篇 十冊                 「仝上」
  類林 十五冊                 「仝上」
  惣訳 一冊                  「仝上」
和訓類林 写 四冊 若冲輯            「仝上」
万葉類葉抄 写 十三冊
仝上  闕 名所部 八冊  
      神●部 一冊   共に草稿本なり
      言詞部 七冊  
万葉集書目提要 洋活 二冊 木村正辞著 明治廿一年
万葉物名考 写 三冊

 廿一号
万水一路 刊 六十二冊 能登永閑著

 廿二号
岷江入楚 写 五十五冊 中院通勝著

 廿三号
皇朝紀事文栞 刊 三冊 大沢清臣 明治廿一年
橿のくち葉 刊 一冊 中島広足著 天保十四年
隣女晤語 刊 二冊 慈延著 享和二年
山彦草紙 刊 三冊 橘守部著 天保二年
六家集名所類字 写 一冊  「紀伊国古学館之印」「松坂学問所」
落葉の錦 刊 二冊 嘉永四年
千草の根ざし 刊 一冊 文政十三年
雁の行かひ 写 一冊 
さや??草紙 刊 三冊 木下幸文著 文政五年  「藤垣内印」
寄居文集 刊 二冊 近藤芳樹著 明治二十三年
月影草子 写 一冊 燕石十種九ノ六
文集 写 一冊 橘千蔭著
橿園文集 刊 二冊 中島広足著
仝上 第五集 写 一冊 仝上
橿園文集 洋活 一冊 仝上 明治廿六年
蓮阿歌稿本 写 四冊  「武島」
額号の歌 写 一冊 斎藤彦麿著 自筆本  「葦之仮庵」
隈山大人文集 写 一冊
関の秋風 写 一冊 松平定信著  奥書に「弘化三年夏五月写之
者也/四教軒小川高堅書」
振別髪 刊 一冊 寛政八年  「中村之印」
年山打聞 写 二冊 安藤為章著

宝の島根 刊 二冊
しみのすみか物語 刊 二冊 石川雅望著
都の手ふり 刊 一冊 仝上 天保十年
千年山集 写 二冊
曾我物語 刊 十二冊 正保三年
標注 異本曾我物語 洋活 十巻一冊 生田目経徳著 明治廿四年
雨月物語 刊 三冊 上田秋成著 
梧陰存稿 刊 二冊 小中村義象編 明治廿八年
消息文例 刊 二冊 文化二年
雅言用文章 刊 二冊 黒沢翁満著
空中斎叢抄 刊 一冊 木阿弥長識著 明治十七年
華胥国物語 刊 一冊 中井履軒著 明治十九年
四十二物争考証 刊 一冊 山本明清著
庭訓往来 刊 一冊 天保十年
庭訓往来証注大成 刊 一冊 永井如瓶著 山崎美成補
庭訓往来諸抄大成扶翼 写 一冊 伊勢貞丈著
墨水遺稿 洋活 三巻一冊 黒川春村集 明治三十二年
くせ物語 刊 二巻一冊 文政五年

 廿四号
古今類句 刊 廿冊

 廿五号 廿六号
丹鶴叢書 刊 八十二冊 水野忠央編
  後水尾院当時年中行事 二巻一冊
  風爾津連奈幾物語 二冊
  万代和歌集 十巻二冊
  浜松中納言物語 八冊
  草根集 十五冊
  絵師草紙 一冊
  今昔物語 三十四冊
  忍音物語 二巻一冊
  日本書紀 二冊
  風葉和歌集 四冊
  北山抄 十三巻四冊
  和歌一字抄 二巻一冊
  古事談 六冊
今昔物語類字 写 四冊  「鳥羽氏蔵書記」「紀伊国古学館之印」「松阪学問所」
続古事談 刊 二冊(群書類従四百八十七巻)  「津軽蔵書」
善悪霊異記 写 三冊
砂石集 刊 十巻五冊

 廿七号
扶桑拾葉集 刊 丗巻丗五冊 徳川光圀集  「太田氏図書」
清渚集抄 写 五冊

 廿八号
古今集遠鏡 刊 六冊 本居宣長著  「成化堂図書記」
古今和歌集打聴 刊 二十冊 賀茂真淵著 寛政元年  「仝上」
古今余材抄 写 二十冊 契沖著  (千萱義利書入)「千萱蔵書」
古今集綱手つな 写 一冊
尾張廼家苞 刊 九冊
古今和歌六帖標注 刊 六冊 山本明清標注 天保十一年
新古今和歌集 刊 二冊

 廿九号
丗六歌仙歌集 刊 十五冊 万治二年宗蓮坊の書入あり 「古川氏之記」「小田」

丗号
字鏡集 写 二十巻十冊  「函碕文庫」
色葉字類抄 写 十冊
新撰字鏡類語 写 一冊  「松阪学問所」
音例 刊 一冊
かさし抄 刊 三巻一冊  「大慈悲軒蔵書」
あゆひ抄 刊 五巻二冊
仮字本末 刊 四冊 伴信友著 嘉永三年  「広辻氏蔵書印」
漢三音考 刊 一冊 本居宣長著 天明五年
傭字例 刊 一冊 天保十三年
音韻仮字用例図 刊 三冊 白井寛蔭著 万延元年
字音仮字用格 刊 一冊 本居宣長著 安永五年  「成化堂図書記」
磨光韻鏡 刊 五冊  「太田東蔵書」
韻鏡 刊 一冊 
倭楷正訛 刊 一冊 太宰春台著 明和三年
国語 写 一冊 
語学新書 刊 二巻一冊 中橋鶴峯著
古言梯 再考 刊 一冊 伊能魚彦著 文政十一年
仮字本末弁妄 写 二巻一冊 松浦道輔著
詞八衢補遺 刊 二冊 中島広足著 安政四年
てにをは係辞弁 刊 一冊 萩原広道著
語学叢書 洋活 一冊 明治丗四年
  文字反 一葉
  仮名文字遣 一巻
  下官集 一巻
  和字正濫鈔 五巻  契沖著
  和字正濫要略 一巻 仝上     以上第一編
詞の玉緒 刊 七冊 本居宣長著 寛政四年
晤語 刊 二冊

 丗一号
和訓栞 前編 刊 三十四冊 谷川士清著 文政十三年
仝上  中編 刊 三十冊  仝上
日本古代文字考 刊 二冊 落合直澄著 明治廿一年
詞の重波 写 九冊
詞の花かたみ 刊 四冊 片岡徳撰 嘉永二年

 丗二号
詠仏百首 提朝風著 
廿番歌合 井上文雄判   以上 写 一冊
散木奇歌集 写 二冊
百番歌結 写 二冊  「?●林蔵」
袖中抄 刊 二十冊 慶安四年
稜威言別 刊 十一冊 橘守部著 明治二十七年
歴朝詔詞解 刊 六冊 本居宣長著 享和三年
和漢朗咏集 刊 二冊 承応二年
記紀歌集 刊 二冊 賀茂真淵著 天明八年
檜垣嫗歌集 補註 刊 二冊 中島広足著  「村井之印」
三十六人歌仙歌合 刊 一冊 堀直格旧蔵「墨阪十一代主写蔵記」 
新葉集作者部類 写 一冊
童謡考集説 写 一冊 伴直方著 水野忠邦旧蔵  「引馬文庫」「歌学」
大井河行幸和歌考証 刊 一冊
新続神●百首 写 一冊
日本紀●宴和歌 写 一冊
野史●宴和歌 刊 一冊
出雲国造神寿後釈 刊 二巻一冊 本居宣長著
祝詞弁書 写 二冊 御巫清直著 自筆本
賀茂真淵判歌合 写 一冊
鈴屋社中歌合 写 一冊
瑳玖郎譜 写 一冊 本居宣長著
大祓詞正解 写 二冊 大高秀明著 平田篤胤書入本
祝詞考 刊 三冊 賀茂真淵著
かるかや集 刊 三冊 松波資之著 明治十年
平野国臣遺歌 刊 一冊 明治二年
抄宗寮叢書 刊 二冊 明治二年
欟斎集 刊 二冊 木村正辞著 明治廿九年
大祓詞後釈 刊 二冊 本居宣長著 寛政七年
大祓詞後々釈 刊 一冊 藤井高尚著
大祓天の玉櫛 写 二冊 松浦道輔著 自筆本 慶応元年書
大祓詞新解 刊 一冊 荒木田守訓著  「山中蔵書」
祝詞 写 一冊
祝詞正訓 刊 二巻一冊 平田鉄胤著

 丗三号
箋注倭名類聚抄 刊 十冊 狩谷掖斎著 明治十六年印刷局

 丗四号
♂百家詩 刊 八冊 矢上行輯 天保二年
愛日楼文集 刊 四冊 佐藤一斎著
栗山文集 刊 五冊 芝野栗山著 天保十三年  「小笠原氏蔵」
尚不愧斎存稿 刊 四冊 原伍軒著 明治十七年
寒緑遺稿 刊 二冊 茅根伯陽著 明治十九年
星巌集 刊 十冊 天保二年  「成化堂図書記」
紅蘭小集 刊 一冊      「仝上」
山陽集 写 四冊
今世名家文鈔 刊 四冊
幽室文稿 刊 六冊 吉田松陰著 明治十四年
嘉永廿五家絶句 刊 四冊 嘉永元年
栗園文稿 刊 二冊 中村栗園著 明治十四年
鉄心遺稿 刊 五冊 小原鉄心著 明治六年
薀古堂文稿抄 写 二冊
浪華詩話 刊 一冊 百済間人兼康ト撰
明治碑文集 刊 四冊 佐藤平次郎著 明治廿七年
北総詩史 刊 三冊 邨岡良弼著 明治廿三年
如蘭詩集 写 四冊  「無所苟斎図書」
無所苟斎詩鈔 刊 二冊 吉川天浦著 元治元年
山陽誌鈔 刊 四冊 天保十四年
近人文集 写 二冊 

 丗五号
鶉衣 刊 六冊 横井也有著
俳諧 七部集大鏡 洋活 二冊 月院社何丸撰 明治廿六年
増補 俳諧歳時記栞草 刊 一冊 曲亭主人著藍亭青藍増補 嘉永四年
戯文軌範 刊 二冊 岡本竹二郎著 明治十六年
千とせの門 刊 二冊 蜀山人著
風俗文選 刊 九冊 五老井許六撰 宝永三年
津玖波規 写 一冊  (道知書)
芭蕉文集 刊 二冊
四方のあか 刊 二冊 蜀山人著
四方の留粕 刊 二冊 文政二年
醒世文集 写 三冊 
世の中百首絵鈔 刊 一冊 荒木田守武著 享保七年
与謝蕪村 洋活 一冊 大野洒竹著 明治丗年
狂歌今昔物語 刊 二冊 全亭正直著 文政十年
狂歌草野集 刊 七冊 天保四年
狂歌名産集 写 四冊
二夜のつとひ 刊 一冊  「古好亭蔵本」
狂歌百鬼夜狂 刊 一冊  「仝上」
狂歌杓子栗 刊 二冊 文化五年
飲食狂歌歌合 刊 二巻一冊 
歌舞伎狂言狂歌集 刊 一冊 ?廼屋窓廼屋撰  「福田文庫」「達摩屋五一」
老●子 刊 五冊 天明四年  「古好亭蔵本」
八重垣ゑにむすび 刊 一冊  「仝上」
狂歌春のあそび        「仝上」
狂歌天の川 天明五年     「仝上」
狂歌新玉集 刊 一冊 天明六年「仝上」
狂歌初心集 刊 一冊     「仝上」
金撰狂歌集 刊 一冊 寛政八年「仝上」
狂歌? 刊 一冊 
狂歌すきや風呂 刊 一冊  「古好亭蔵本」
狂歌師細見 刊 一冊    「仝上」
松の言の葉 刊 一冊    「仝上」
春興抄 刊 一冊 天明四年 「仝上」
猿蟹物語 刊 一冊     「仝上」
錦画姿 刊 二冊 八文舎自笑著 文化九年
美満寿組入 刊 一冊 寛政九年  「古好亭蔵本」
狂歌綱雑魚 刊 一冊 赤松金?著 「仝上」
狂歌百物語 刊 一冊 寛政八年  「古好亭文庫」
犬の跡 刊 一冊  「古好亭蔵本」
夷歌めでた百首 刊 一冊  「古好亭文庫」
狂歌五百題 刊 一冊 文化八年  「古好亭蔵本」
落栗庵月並摺 刊 一冊 天明三年 「仝上」
羽勘三台図絵 刊 一冊 寛政三年 「仝上」
堀河題諺百首 刊 一冊  「古好亭文庫」
柳多留(百四十五編) 刊 一冊
柳多留抄 写 一冊 (千之堂書)
冠付句集 刊 十一冊
いそのしらべ 刊 一冊 寛政元年  「古好亭蔵本」
継華集 刊 一冊          「仝上」

 丗六号
群書一覧 刊 六冊
言葉の園 刊 六冊 近藤真琴著
日本文栞 刊 三冊 久米幹文著 明治廿二年
万宝古状揃指南車 刊 一冊 寛政十一年
字引大全 刊 一冊
通俗文学全書 洋活 十二冊 大和田建樹著 明治二十六年
  修辞学
  新体詩学
  応用和文学
  狂言評釈
  応用歌学
  紀行文選
  歌曲評註
  応用漢文学
  浄瑠璃評註
  作文組立法
  書簡組立法
  日本文人伝 以上
国文辞典 洋活 二冊 明治廿四年
【以下、次号】

付 記
この度、鹿島則文の『桜山文庫目録 和書之部』を紹介するに当って、鹿島神宮・宮司の鹿島則良氏の御許可を賜った。記して、心から感謝申し上げます。
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本稿は、『近世初期文芸』第25号(平成20年12月発行)に掲載したものである。巻末に、原本の写真、鹿島家の墓所・鹿島則文の墓石の写真が掲載されているが、ここでは省略した。正確には、同誌を使用して頂きたい。