浅田徹・勝原晴希・鈴木健一・花部英雄・渡部泰明 編集
『和歌をひらく 第四巻  和歌とウタの出会い』


              2006年4月19日・岩波書店発行
              A5判・254頁・・3700円+税
 
目  次

序論 呪術と呪歌の論理 …………………………………………  花部英雄

 一 ウタと和歌のコラボレーション  1
 二 呪術と呪文  4
 三 呪歌の生成  7
 四 呪術とアミニズム  13
 五 魂結びと夜泣き  16
 六 呪術の心理  20


一 和歌と民俗・伝承

 
 神語りとウタ―その始原を求めて ……………………………  福田 晃
  はじめに―無意識世界からのメッセージ  25
  一 宮古カンカカリヤーの伝承  27
   1 巫病のなかの神口  27
   2 巫儀のなかの神語り  33
  二 奄美ユタの伝承  42
   1 巫病のなかの神口  42
   2 巫儀のなかの神語り  46
  おわりに―文学の発生を訪ねる  54

 
  歌人伝承と和歌―和泉式部・小式部そして紫式部の場合 …… 菊地 仁
   序  59
   一 小式部の説話化  60
   二 『小式部』の背景  62
   三 『小式部』における「大江山」歌  63
   四 播磨の和泉式部伝説  65
   五 在地伝承の<子捨と再会>  67
   六 和泉式部・小式部の七夕歌  68
   七 かね女と玉世姫  70
   八 『かさぬ草紙』の介在  73
   結  75

  歌掛けの民俗誌―短歌成立史における民間歌謡の位置 …… 辰巳正明
   はじめに  79
   一 <歌掛け>の民俗とその展開  80
   二 <歌掛け>の歌詞とその曲調  83
   三 <歌掛け>の短歌形式の流布  86
   おわりに  92

   <コラム1> 昔話と歌           廣田 収  96
   <コラム2> 降霊の呪術と恋の歌      松尾恒一  98


二 和歌と宗教儀礼


 祝詞と和歌―中世神道をめぐって ……………………………  伊藤 聡
  一 和歌陀羅尼観の展開  103
  二 和歌陀羅尼観と中世神道  106
  三 陀羅尼としての中臣祓  108
  四 中臣祓の伝来譚  110
  五 神道灌頂作法における和歌  114
  おわりに  118

 仏教儀礼と和歌―<法会文芸>として ……………………… 小峯和明
  一 法会文芸としての和歌  121
  二 和歌をよむための法会  123
  三 説経と和歌  127
  四 経釈と和歌  131
  五 法会でよまれる和歌  134
  六 法会のあとでよまれる和歌  137


 陰陽道と和歌 ……………………………………………… 小池淳一
  はじめに―陰陽道史への視座  143
  一 信田明神の位置と性格  144
  二 鹿島明神の境界性  149
  三 暦と大雑書の和歌  153
  おわりに―陰陽道史における和歌  157

   <コラム3> 社寺巡礼の旅と歌      渡邊昭五  161


三 和歌から呪歌へ


 修験道の呪歌 ………………………………  H・O・ロータモンド
  序  165
  一 呪歌の基盤  166
  二 呪歌とは―分析試論  168
    1 行為者たる歌の話手  169
    2 神仏や超自然的な力から助けを求める例  177
    3 前例の呪的力  181
  まとめ  183


 呪歌と民俗―夢見の呪歌とその伝承 ……………  小田和弘
  はじめに  191
  一 恋の俗信と夢  193
  二 夢と予兆  195
  三 夢違えの呪歌  196
  四 初夢の回文歌  200
  五 獏の呪歌  207
  六 悪夢を草木に着ける呪歌  210
  七 就寝中の安全祈願と枕神  212
  おわりにかえて  214


 神詠と呪歌―室町時代を中心に ………………………… 伊藤慎吾
  はじめに  223
  一 神詠の一種としての呪歌  225
  二 神詠の発生  228
  三 神詠を語る  234
  四 神詠の社会的生態  242
  おわりに  245

   <コラム 4> おまじないと歌      神崎宣武  248
   <コラム 5> 呪歌を携えるウタヨミ   川島秀一  251


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