『近藤忠義 人と学問 第五集 近藤忠義が遺したもの』

   近藤忠義先生を偲ぶ会
   歴史社会学派研究会    共編 
 
            2013年6月20日、同会発行
            A5判、88頁、非売品

 

      目   次

第五集 近藤忠義が遺したもの

第一部	近藤忠義が遺したもの

    作者の紹介

一、近藤忠義さんの思い出 ……………………………… 前田金五郎 …  1

二、ぼくの師猪野謙二の青春の証 ……………………… 尾末 奎司 …  5

三、近藤忠義・石母田正両先生から受け継ぐもの …… 亀井  博 … 23

四、教師としての近藤先生 ……………………………… 橋本 佳和 … 35


二部 近藤忠義・青年期と晩年の作品
   旧制第六高等学校卒業直前の短編小説
       
一、「あまのじゃこ」(短編小説)の解説 ………………・・………………… 38


  六高の友人志賀勇の近藤忠義宛書簡 …………………………………… 40

  再び「あまのじゃこ」性について ……………………………………… 43

  短編小説「あまのじゃこ」復刻 ………………………………………… 44


二、晩年の『こどもの古典』編集と五つの解説 …………………………… 59
  『こどもの古典』の解説

 おおくにぬしの冒険(古事記) …………………………………………… 61

 姫の日記(更科日記) ……………………………………………………… 66

 おしゃもじ天狗(西鶴) …………………………………………………… 71

 弥次さん北さん(膝栗毛) ………………………………………………… 76

 空とぶ白竜(八犬伝) ……………………………………………………… 81

『近藤忠義・人と学問』全集の正誤表と補足 ………………‥…………… 86

  編集者のことば …………………………………………………………… 88
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編集者のことば

 「近藤忠義・人と学問」全五集の構想を発表したのは、二〇〇八年、先生の三十二回目の
命日を迎える日であった。その最後の「近藤忠義が遺したもの」が本集である。
 先生の遺産を理解するために、世代とは関係なく四名の方の玉稿をいただいた、即ち九十
歳を超えても研究に励んでおられる前田氏から、今年教職の勤めをおえられ、次の活動に躍
進されようとしている橋本氏までのご文章である。なかには大いに体調を崩されたなかで執
筆された方もいらっしやる。感謝にたえない。
 なお調査不十分のため公表しなかった青年期の小説を、付録的に載せようと思っていたも
のが、少し調べてみると重要な意味を持つ作品であり、且つ晩年は誰も知らない所で、次の
世代のために、子供向けの叢書を刊行されていた。二〇〇九年二月には、その新版が出るほ
ど人気を博しているのを知り、驚くと共に大変悦ばしい、ここにその解説五篇を
載せる。
 従って「近藤忠義が遺したもの」は二重の意味をもつこととなった。
 振り返ると、第二集は専攻の近世文学、第三集は文学史の問題に分けていたが、そのよう
に機械的に分離できないことを知り合併号にしたこと、第四集の年譜は細部に補足しなくて
はならないものが多い。これらのことはまた別の方法を考えたい。
 会員諸氏のこれ迄のご尽力に感謝し、今後のご健勝をお祈りして、擱筆としたい。
                               島本昌一


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