『どん底に脈うつ意気地
  ――西鶴と近世文芸がとらえた賤民たち――』

        小原 亨 著
       
          2015年3月31日
          公益社団法人 部落問題研究所 発行
          A5判・144頁・定価1200円+税



目 次


はじめに ……………………………………………………   3


第一章 西鶴がとらえた賤民たち…………………………    9

 1 世はままならぬもの〈『日本永代蔵』より〉 …    9

 2 大尽のなれの果て〈『西鶴置土産』より》 ……   15

 3 貧が貧を搾取する〈『西鶴織留』より〉 …………   20

 4 親子乞食、相棒の明暗〈『本朝二十不孝』より〉…   26

 5 男が男に惚れる情 その一〈『男色大鑑』より〉…   32

 6 男が男に惚れる情 その二〈『男色大鑑』より〉…   37

 7 名妓の勇気〈『諸艶大鑑(好色二代男)』より〉…   42

 8 乞食の誇り〈『西鶴名残の友』より〉……………    48


第二章 文人がとらえた賤民たち …………………………   53

 1 都の錦の意気地 〈『元禄曽我物語』より〉 …………   53
 
 2 室鳩巣の道徳観 〈『駿台雑話』より〉 ………………   59

 3 神沢杜口の人間的共感 〈『翁草』より〉 ……………   64

 4 其角・春水の人権感覚 〈『閑窻瑣談』より〉 ………   70

 5 饅頭を買う乞食と障害者の乞食 〈雲萍雑志」より〉   76

 6 非人の短歌 その一 〈『兎園小説』『新著聞集』より〉  81

 7 非人の短歌 その二 〈『松屋叢話』『煙霞綺談』より〉  86


第三章 随筆・雑話に著された賤民たち ………………………   92

 1 弾左衛門の娘の計略 〈『世間咄風聞集』より〉 ………   92

 2 乞食の情と義 〈『勧化一声電』より〉 ………………   97

 3 穢多盗人の義心 〈『半日閑話』より〉 ………………  103

 4 長谷川平蔵の施し 〈『よしの冊子』より〉 …………  108

 5 お杉・お玉 〈『間の山夜話』より〉 …………………  113

 6 放蕩者を射とめる女非人の真心 〈『耳嚢』より〉……  118

 7 女非人の嫁入り 〈『耳嚢』より〉 ………………………  123


第四章 ハンセン病はいかに扱われたか ………………………  128

 1 馬琴の偏見性 〈『女護嶋恩愛悛寛』より〉 …………  128

 2 乙姫の愛の奇跡 〈説経節「しんとく丸」より〉 …  134

おわりに ………………………………………………………… 139
 
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小原 亨(おはら とおる)

 1954年 兵庫県生まれ
 1979年 立命館大学文学部卒業
 1980年 大阪府立 門真西高等学校
       々 東寝屋川高等学校
       々 西淀川高等学校を経て
 2005年より 々 池田高等学校に勤務

その他 立命館大学非常勤講師

著 書
『日本文学と人間の発見』(共著)世界思想社 1992年
『近世文芸論』(共著)翰林書房 1995年
『部落問題解決過程の研究 第2巻』(共同執筆)部落問
 題研究所 2011年

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