『東北方言と日本語の祖先』
        宗田 實 著
     2016年10月20日 八朔社発行
     A5判、270頁、定価 3800円+税


目次

序文 刊行にあたって ………………… 池田光則 ………  3                      

はしがき …………………………………………………………  6

第一章 ビッキ(蛙)のルーツ――置賜方言から
              日本語の祖先を探る………… 15
 1 はじめに 
 2 日本語の系統と生成――これまでの学説 
 3 アイヌ語と日本語 
 4 アイヌ語と置賜方言 
 5 人類学・考古学の最近の成果から見た日本人の祖先 
 6 むすび 

第二章 アイヌ語で解く地名の謎――鈴木 健『縄文語の発掘』
                 を読んで……………… 26
 1 縄文語ってなんだろう 
 2  地名の謎スッキリ 
 3 「たんこぶ」はアイヌ語だ 
 4 思い出の地名――おもに福島県南地方からの検証
 5 塙と花輪
 6 山形県長井市からの検証
 7 むすび

第三章 山形方言と日本語の祖先――アイヌ語的語彙
        を通してかいま見る………………………… 41

 1 はじめに
 2 タッペ・タンペ(唾)
 3 アクト・アぐど(かかと)
 4 ぼぼ・ぺぺ、チンポコ・チンポ、カーペ(皮)
 5 チチ(乳)、テ(手)、ホネ(骨)
 6 ワッカ(水)、ユ(湯)、チシ(家)、マぎリ(小刀)
 7 むすび
 
第四章 上代「あはれ」考……………………………………… 50

 1 はじめに
 2 av‐alamとあはれ
 3 上代「あはれ」の展開
 4 むすび 

第五章 ムガサリ(婚礼、花嫁)再考………………………… 72

 1 はじめに 
 2 ムガサリの意義と旧説 
 3 旧説の批判 
 4 ムガサリの語原 
 5 展望――韓国語と日本語 

第六章 山形方言の形容詞〈~カ〉語尾、〈~サ〉語尾の由来
   ――〈ウガイ〉〈トガイ〉〈モゴサイ〉〈トトサイ〉を中心に
                 …………………………… 85

 1 はじめに―問題の所在 
 2 九州地方における力語尾形容詞――語尾イ、カ、サの地域差 
 3 琉球列島におけるサ語尾形容詞 
 4 形容詞語尾イ、カ、サの分布と歴史的順序 
 5 当該形容詞の語幹をどうとらえるか 
 6 むすび 


第七章  ハッタギ(ばった、いなご)の語誌とその周辺
      ――アイヌ語の東北方言への影響 ………… 116

1 はじめに――ハッタギは原日本語か?                     
2 日本列島とエミシ、エゾ、アイヌ 
3 北海道・東北地方におけるアイヌ語的地名とハッタギの分布 
4 アイヌ語はどういう言語か 
5 アイヌ語の東北方言への影響 
6 総括――日本語の系譜とアイヌ語、朝鮮語 

引用・参考文献………………………………………………… 255

あとがき………………………………………………………… 263

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[著者略歴]

宗田 實(そうだ・みのる)
1936年 福島県棚倉町に生まれる。
1959年 福島大学経済学部卒業。
 マルコン電子㈱(山形県長井市),東芝キャパシター
                (Malaysia)勤務。
 退職後,東南アジアからの移住者への日本語教室,地域の人々への英語教室などのボランティア活動にたずさわる。

主な著書・論文
「明治前期山形県西置賜地方における商人資本の土地集積過程」『地方史研究』所収,小宮山書店,1968年。
翻訳『英国競馬の社会経済史』Wray Vamplew, 日本中央競馬会,1986年。
 『おじいさんのえんぴつ』Michae1 Foreman,
  絵本翻訳コンクール入選,
  山形県游学館,1996年。
現住所 〒993-0016 山形県長井市台町1-13-11