昭和女子大学図書館所蔵「翠園文庫」について

   ――鈴木重嶺(翠園)旧蔵書――

                     

                      深沢 秋男

 

  1、はじめに

 

 鈴木重嶺の直系の御子孫、松本誠先生に初めてお会いしたのは、昭和51年(1976)のことである。井関隆子の調査をしていて、学習院大学図書館所蔵、佐藤誠・硯湖の「雕虫居写本」145冊目に収録された『神代之誡』『井関隆子 歌』に付された識語、

 「明治十七年十二月三十一日自黄昏至停午写神代之誡同十八

 年一月一日自薄晩至初更写歌集底本鈴木氏翠園叢書之一也

 市谷書院」

から、鈴木氏の「翠園叢書」の存在を知り、鈴木重嶺の研究者・松本誠先生にたどりついた。

 松本誠先生は鈴木重嶺の子の重明の四女・ふゆ(松本家養女)のお子様であり、重嶺の関係資料や鈴木家の墓所を継承管理し

ておられた。松本先生の御専攻は国語学であったが、森銑三氏主宰の三古会にも参加され、鈴木重嶺の研究も重ねておられたのである。私は、井関隆子の『神代のいましめ』『井関隆子長短歌』の閲覧・調査に関連して、先生から格別の御配慮を賜っていた。

 平成7年(1995)1月13日、松本誠先生は、東海産業短期大学の研究室で急逝されてしまった。私は、突然の事で途方にくれた。先生とは、三古会や東京掃苔会を通しても、交流があったし、さらに、先生が編纂執筆中の『同音異義語辞典』(勉誠社)に関しても相談を受けていた。法要も済んだ頃、奥様の栄子氏から、先生の蔵書の処置に関して相談された。先生には、長い間、身に余る御厚情を賜っていた関係もあり、蔵書の整理をお引き受けした。

 

 2、松本家蔵書・鈴木重嶺関係資料の整理

 

 平成7年12月27日(1995)

 冬休みに入った12月27日、奥沢の御自宅へ伺った。3百坪のお宅は、街中でありながら、車の騒音も響かない閑静な所であった。道路側は小高くなっていて、大きな木が茂り、夏休みなどには、先生が木々の手入れをすると仰っていたことが思い出される。

 奥様は、先生御他界の後、家の中を整理して、ゴミゴミした物は古物商に渡したものもあると仰っていた。私は、大きな日本家屋の1階と2階の各部屋に置かれた蔵書を全部整理して、3つに大別した。

 1、一般書。

 2、松本先生の著書をはじめ、国語学関係のもの。

 3、鈴木重嶺関係資料。

 これらの蔵書の処置に関しては、先生のお子様とも十分に相談して処置すべきであると申し上げた。

1、  一般書 区立図書館などに寄贈することも一案であるが、

現在、図書館もスペースの関係で引き受けられないのが現状である。従って、必要なものの他は古書籍商に売却するのがよい。

2、松本先生の著書・国語学関係 必要部数を保存し、後は

古書籍商へ売却する。

 3、鈴木重嶺関係資料 文化史的に考えても価値が高いので、慎重に処理する。これも、神田の専門の古書籍商に売却するのも1つの方法である。信頼できる古書籍商を介すれば、適正に評価され、最も必要とする読者の手に渡り、活用される可能性がある。ただし、鈴木重嶺の名前を後世に伝えたい場合は、歴史博物館・国会図書館・大学図書館等に一括寄贈して、半永久的に保存する方法もある。

 このように申し上げ、神田の古書籍商の何店かの名前と電話番号を差し上げた。ただ、ここで、最も重要な事は、今は亡き、松本誠先生が喜ばれると思われる処置をする、ということである、と付言した。

 奥様は、即座に、お金は要らないので、何とか重嶺さんの名前を後世へ伝えたい、と申された。さらに、続けて、先生の昭和女子大学に寄贈したいと思うが如何でしょうか、と申される。検討してみましょう、とお答えした。

 美味しい夕食を御馳走になり、松本先生のお宅を辞去した。年末の寒い夜道を奥沢駅へ向かいながら、重嶺関係資料の処理の方法を思案した。

 

 3、鈴木重嶺(翠園)関係資料、昭和女子大学図書館へ寄贈

 

 平成8年2月20日(1996)

 『翠園叢書』全68冊、『翠園雑録』全23冊を始め、鈴木重嶺の自筆本が多い。このように貴重な蔵書の処理は慎重に進める必要がある。昭和女子大学図書館・館長の青柳武先生に寄贈を引き受けて下さるか否かを検討して頂いた。その結果、図書館の承諾を得た。私は、寄贈して頂くに当たって、次のような条件の覚書を作成し、松本栄子氏と昭和女子大学図書館に提案した。

 

   鈴木重嶺関係資料に関する覚書

1、  昭和女子大学は、寄贈された「鈴木重嶺関係資料」を一

 括永久保存し、松本家の要望があった場合は、優先的に閲

 覧して頂けるように配慮する。

2、  昭和女子大学は、「鈴木重嶺関係資料」が寄贈された折、

 その概略を雑誌等に発表して、その所在を明らかにする(深

 沢秋男が担当)。

3、  昭和女子大学は、今後、鈴木重嶺関係資料が古書店等に

 出た場合、事情の許す範囲で購入し、本資料の充実に努め

 る。

4、  昭和女子大学は、国会図書館等に所蔵されている、鈴木

 重嶺の著作を複写して収集し、資料の充実に務める。

5、「鈴木重嶺関係資料」を活用し、歌人・鈴木重嶺の研究を

 推進する。

                   平成8年2月20日 

 

 この提案は、昭和女子大学図書館(館長・青柳武先生)及び松本栄子氏の御了承を頂いたので、今後の処理に関して、図書館と相談して進行した。

 平成8年2月20日(1996)

 昭和女子大学図書館の責任者2人と深沢の3名で、奥沢の松本栄子氏のお宅へ伺い、鈴木重嶺関係資料を受領し、無事に図書館へ移管した。

 松本家の玄関を入って、直ぐ左手にある応接間には、鈴木重嶺の油絵の肖像画が掛けてあった。奥様は、この肖像画以外の重嶺関係資料は全て寄贈して下さった。このような、御配慮は、そうそう有ることではないだろう。私は、心から感謝して、松本先生のお宅を辞去した。

 

 平成8年2月29日

 昭和女子大学図書館長の青柳武先生から、心のこもった感謝状が、松本栄子氏に送られた。

 

 平成8年9月5日・6日(1996

 「鈴木重嶺関係資料」を図書館から深沢研究室に移動して、目録作成をする。研究室に泊り込みで、資料から離れる事無くリストの作成を行う。全80点の資料を内容別に大別し、原資料には鉛筆で通し番号を書き込み、添付紙片に到るまで全ての略書誌をノートにメモし、原稿は直接ワープロで入力した。

 その調査結果は、平成10年1月1日発行の、昭和女子大学『学苑』第694号に発表した。

 なお、昭和女子大学図書館では、この度の鈴木重嶺関係資料が、松本栄子氏から寄贈されたのを機会に「翠園文庫」を新設して、今後、これらの資料を保管し、さらに充実を図ることになった。

 

 平成9年11月26日(1997

 鈴木重嶺百回忌 全龍寺。重嶺は、明治31年11月26日、85歳で没した。その百回忌法要が、新大久保の菩提寺・全龍寺で行われた。松本家からは、松本栄子氏、御子息・松本昭氏夫妻、お孫さんの暁氏などが参列。深沢も参列させて頂き、鈴木重嶺関係資料を昭和女子大学図書館で永久保存する事になった経緯を、重嶺の霊前に報告した。

 

 平成10年1月1日(1998

 「鈴木重嶺(翠園)関係資料紹介 深沢秋男」 

            (昭和女子大学『学苑』第694号)

1、翠園叢書 全六十八巻・六十七冊(巻之三十・巻之六十三は欠)

2、翠園雑録 全二十五巻・二十三冊(巻ノ十・巻ノ十七は欠)。

3、翠園兼当歌 写本、一冊。

4、翠園詠草二 写本、一冊。

5、詠史清渚集 写本、一冊。

6、詞林園哥集 写本、一冊。

7、詞林園詠草  写本、一冊。

8、詞林園家集 写本、一冊。

9、嘱托代申簿、写本、一冊。

10、奉旨匿名歌評、写本、一冊。

11、延陀知の幸、写本、一冊。

12、交隣提醒、写本、一冊。

13、蒲原記、写本、一冊。

14、穂積姓氏考、写本、一冊。

15、殉難前草、版本、一冊。

16、殉難後草、版本、一冊。

17、殉難拾遺、版本、一冊。

18、山陽文稿、版本、上下二冊。

19、明治現存三十六歌撰、版本、一冊。

20、雅言解、版本、四巻四冊。

21、古稀頌言、版本、一冊。

22、こゑのなこり、版本、一冊。

23、こゑのなこり、洋活(序は版刷)、一冊。

24、喜九迺志豆久、版本、一冊。

25、余光集、版本、一冊。

26、御垣の下草 後編、上下二冊。

27、志能夫具佐、版刷・洋活混合、一冊。

28、東京大家 十四家集評論弁、版刷・洋活混合、一冊。

29、旅路のすさび、洋活、一冊。

30、長歌改良論弁駁、洋活(序は版刷)、一冊。

31、桜園集、洋活(序は版刷)、一冊。

32、翠園寿筵歌集 完、洋活、一冊。

33、翠園寿筵歌集 完(32と同本)

34、内外詠史哥集、洋活(序は版刷)、上下二冊。

35、慶音集、洋活、一冊。

36、新撰正格 今用歌集、洋活、一冊。

37、祝日大祭日歌詞解釈 附楽譜、洋活、一冊。

38、国史学のしをり、洋活、一冊。

39、鼇頭音釈 康煕字典、版本、四十巻二十冊。

40、上田郷友会月報・二十五週紀念号(後編)

41、鈴木重嶺短冊、42枚。

42、短冊、7枚。井上文雄・海野遊翁・木村定良等。

43、四大神玉串料、半紙二つ折(横長)二枚綴、二帖。

44、御見舞□□□、半紙二つ折(横長)五枚綴、一帖。

45、故重嶺翁供物扣帳、半紙二つ折(横長)一六枚綴、一帖。

46、訃音啓送、半紙二つ折(横長)八枚綴、一帖。

47、会葬人名簿、一号〜四号、半紙二つ折(横長)一六枚綴、一

  帖。

48、吊客名簿、半紙二つ折(横長)一二枚綴、一帖。

49、持参帳控、半紙二つ折(横長)二九枚綴、一帖。

50、配付扣、半紙二つ折(横長)一一枚綴、一帖。

51、宿所聞書、半紙二つ折(横長)五枚綴、一帖。

52、(葬儀記録?)、半紙二つ折(横長)三七枚綴、一帖。

53、葬式諸入費おほへ、半紙二つ折(横長)五枚綴、一帖。

54、(葬儀記録)、半紙二つ折(横長)二枚綴、一帖。

55、(葬儀記録)半紙二つ折(横長)七枚綴、一帖。

56、(諸雑費記録)半紙二つ折(横長)五枚綴、一帖。

57、次景氏之韻五首、一巻。

58、(雑誌関連記録?)、半紙五枚。

59、会葬礼状、六通。

60、佐々木千尋宛、井上頼圀・梅村宣雄書簡一通。

61、鈴木重明の重嶺追悼歌会に関する文半紙二枚、罫紙四枚。

62、新聞広告等の記録半紙三枚。

63、葬儀関係領収書等、一四枚。

64、鈴木家墓石拓本、二枚。

65、鈴木家初代・重経墓石拓本、一軸。

66、拓本(佐渡関係?)、一枚。

67、拓本、四枚。

68、拓本、二枚。

69、拓本、一枚。

70、拓本、一枚。

71、写真、湛慶作 仏像、一枚。

72、鈴木家表札、一枚。

73、鈴木重孚勲七等授与、一枚。

74、佐渡関係包み紙、一枚。

75、将軍御手自拝領 御猪口 箱の蓋。

76、鈴木重嶺の名刺、五枚。

77、名刺、諸家、二八枚。

78、手書きカルタとその原稿(箱入り)、一組。

79、写真、合二七枚。

80、鈴木重嶺使用の桐製文机。

 

     

 4、昭和女子大学図書館「翠園文庫」の補充

 

 平成10年1月10日(1998

 国文科の齋藤彰氏から連絡をもらい、東京中野区の筑波書店の古書目録『書筵』に鈴木重嶺関係のものが出ていると教えられた。早速、昭和女子大学図書館の関係者に連絡して、大部分のものを購入することができた。平成10年2月4日、昭和女子大学図書館長に申請、2月23日決裁となる。

 

 平成10年8月13日〜17日(1998

 筑波書店より購入分、全42点の略書誌調査。図書館特別閲覧室にて。調査結果は、平成11年1月1日発行の、昭和女子大学『学苑』第705号に発表した。

 

 平成11年1月1日(1999

 「鈴木重嶺(翠園)関係資料紹介(2) 

   ――付、飯田龍一氏旧蔵・江戸図関係資料紹介――

                       深沢秋男」 

            (昭和女子大学『学苑』第705号)

1、 翠園詠草、写本、一冊。

2、 翠園遺稿、写本、三冊。

3、 憶魯何応斐、写本、一冊。

4、 翠園文集、写本、一冊。

5、 二十番哥合、写本、一冊。

6、 哀悼歌扣、写本、一冊。

7、 以勢能海、写本、一冊。

8、 伊勢廼海、写本、一冊。

9、 十五番歌合、写本、一冊。

10、社中人名録、写本、一冊。

11、〔宿所控〕、写本、一冊。

12、鳥跡備忘、写本、一冊。

13、あまかすさひ、写本、一冊。

14、農諭、写本、一冊。

15、奉翰案文、写本、一冊。

16、志能夫具佐、写本、一冊。

17、東宰府天満宮神前和歌式会、写本、一冊。

18、翠園大人雅集、写本、一冊。

19、翠園大人雅友歌評并質疑、写本、一冊。

20、翠園叢書目録、写本、一冊。

21、〔和歌会兼題歌集〕、写本、一冊。

22、〔歌会開催廻状及び歌集〕、写本、一冊。

23、〔雅言解序〕、写本、一冊。

24、懐旧和歌・内田一知墓志并銘、版本、一冊。

25、鈴木重嶺履歴録、写本、一冊。

26、地租改正に就き意見書、写本、一冊。

27、存付候廉々申上候書付、写本、一冊。

28、愚意奉建言候書付、写本、一冊。

29、自今可改箇条、写本、一冊。

30、佐州表還卒取立方之儀ニ付御伺候御書付、写本、一冊。

31、米人フランキリン十三徳、写本、一冊。

32、隠居家督願一件留、写本、一冊。

33、東京府区兵編制意見書及び区兵編制概則、写本、一冊。

34、鈴木重嶺短冊、一枚。

35、鈴木重嶺短冊、一枚。

36、鈴木重嶺詠草、一枚。

37、北陸道鎮撫使より佐渡奉行への達書、三通一括。

38、松浦詮、重嶺宛書簡、一枚。

39、津軽承昭、重嶺宛書簡、一枚。

40、三田葆光、鈴木重明宛書簡、一枚。

41,青木修、鈴木重明宛葉書、一枚。

42、相渡申質地証文之事、大判証文一枚、半紙三枚。

 

 平成11年9月10日(1999

 平成11年9月10日、東京中野区の筑波書店より連絡があり、鈴木重嶺関係資料が大量に発見された由。これは、平成10年に重嶺関係資料を購入した時、以後発見の折は、目録に掲載前に連絡して欲しいと依頼しておいたためである。とりあえず、原物は、昭和女子大学の深沢宛に送ってもらって、図書館に保管した。

 

 平成11年9月20日(1999

 今回の資料は大量でもあり、緊急を要するため、昭和女子大学・人見楠郎学長に直接、事情を説明して承諾を頂いた。

 

 平成11年9月22日〜30日(1999

 大学研究室に泊り込みで、納品リストと原物の照合、略書誌の調査を行う。

 

 平成11年10月1日(1999

 10月1日、昭和女子大学図書館長宛、「鈴木重嶺(翠園)関係資料一括購入についてのお願い(調査リスト添付)」を提出し、検討の後、決裁となる。

 

 平成12年1月1日(1999

 「鈴木重嶺(翠園)関係資料紹介(3) 深沢秋男」 

            (昭和女子大学『学苑』第716号)

1、 翠園詠草、写本、一冊。

2、 翠園詠草、写本、一冊。

3、 翠園詠草、写本、一冊。

4、 翠園詠草、写本、一冊。

5、 庚午詠草、写本、一冊。

6、 庚午詠草、写本、一冊。

7、 辛未詠草、写本、一冊。

8、 戊辰詠草、写本、一冊。

9、 明治詠草、写本、一冊。

10、詠藻、写本、一冊。

11、月奈美集 春ノ部、写本、冊。

12、月奈美集 夏ノ部、写本、一冊。

13、月奈美集 秋ノ部、写本、一冊。

14、月奈美集 冬ノ部、写本、一冊。

15、月奈美集 恋ノ部、写本、一冊。

16、月奈美集 雑ノ部、写本、一冊。

17,類題月奈美集 春之部、写本、一冊。

18、月奈美集 夏之部、写本、一冊。

19、月奈美集 秋之部、写本、一冊。

20、月奈美集 冬之部、写本、一冊。

21、類題月奈美集 春ノ部稿、写本、一冊。

22、百首詠草、写本、一冊。

23、花百題百首、写本、一冊。

24、奉賀大君長防二州進発歌、写本、一冊。

25、翠園大人記事并長歌、写本、一冊。

26、勅題朝廷詠進月次、写本、一冊。

27、嶋曲の古豆美、写本、一冊。

28、たゝことうた、写本、一冊。

29、老のすさみ、写本、一冊。

30、憶魯何応斐、写本、一冊。

31、憶魯何応斐、写本、一冊。

32、憶魯何応斐、写本、一冊。

33、憶魯何応斐、写本、一冊。

34、月並詠草稿、写本、一冊。

35、月並詠草稿、写本、一冊。

36、月並詠草稿、写本、一冊。

37、月並詠草稿、写本、一冊。

38、月並詠草稿、写本、一冊。

39、月並詠草稿、写本、一冊。

40、歌点折句、写本、一冊。

41、雑詠草稿、写本、一冊。

42、雑詠草稿、写本、一冊。

43、雑詠草稿、写本、一冊。

44、雑詠草稿、写本、一冊。

45、雑詠草稿、写本、一冊。

46、雑詠草稿、写本、一冊。

47、雑詠草稿、写本、一冊。

48、雑詠草稿、写本、一冊。

49、雑詠草稿、写本、一冊。

50、雑詠草稿、写本、一冊。

51、雑詠草稿、写本、一冊。

52、翠園文稿、写本、一冊。

53、翠園文藻、写本、二冊。

54、翠園大人雅言、写本、一冊。

55、翠園大人雅調、写本、一冊。

56、翠園大人旅迺記、写本、一冊。

57、旅寐のゆめ、写本、一冊。

58、旅路の日記、写本、一冊。

59、穂積有定草稿、写本、一冊。

60、哥学闘論会、写本、二冊。

61、吐露肝胆再奉諌書、写本、一冊。

62、屋代柳漁質問、写本、一冊。

63、乙亥一月屋代柳漁質問、写本、一冊。

64、巡礼問答、写本、一冊。

65、詠草、写本、一冊。

66、詠草、写本、一冊。

67、詠草、写本、一冊。

68、鈴木重嶺翁追悼会の歌、写本、一冊。

69、知人宿所、写本、一冊。

70、抄録、写本、一冊。

71、雑覚書、写本、一冊。

72、雑覚書、写本、一冊。

73、雑覚書、写本、一冊。

74、雑覚書、写本、一冊。

75、雑覚書、写本、一冊。

76、旅寐のゆめ、洋活字本、一冊。

77、霧積紅葉見の記、洋活字本、一冊。

78、千よのたかむら、版本、一冊。

79、短歌撰格、写本、一冊。

80、故鈴木重嶺翁/追悼歌会報告書、洋活字本、一冊。

81、翠園雑録目次、写本、一冊。

82、翠園和歌集の目録、写本、一冊。

83、書目歌書類、写本、一冊。

84、書目歌書類、写本、一冊。

85、書目歌書類、写本、一冊。

86、書目、写本、一冊。

87、目録、写本、一冊。

88、目録、写本、一冊。

89、書目、写本、一冊。

90、鈴木重嶺短冊、一枚。

91、鈴木重嶺短冊、一枚。

92、鈴木重嶺短冊、一枚。

93、先祖書、写本、一冊。

94、先祖書、写本、一冊。

95、先祖書、写本、一冊。

96、親類書、写本、一冊。

97、親類書、写本、一冊。

98、由緒書/親類書、写本、一冊。

99、雑録・親類書、 一冊。

100 、親類書、 一枚。

101 、系譜書継、写本、一冊。

102 、鈴木家法号略記、写本、一冊。

103 、養子奉願候覚、写本、一冊。

104 、明細書、写本、一冊。

105 、鈴木家代々法号・系譜(仮題)、写本、一冊。

106 、御手作場畑反別取帳、写本、一冊。

107 、太政官辞令等・十一枚。

108 、明細短冊/其外短冊/張込 大判、写本、一綴。

109 、航浦院縁起、一枚。

110 、親類書、一包、三枚。

111 、親類書、一包、一枚。

112 、縁組取結諸拾宝元帳、一綴、三枚。

113 、実名花押、一枚。

114 、蔵書献納の事、一枚。

115 、大蔵省記録局の書籍借用証、一枚。

116 、勘定奉行へ届、一枚。

117 、全龍寺の覚書、一枚。

118 、正徳度大久保村飛地の事、一枚。

119 、祝日大祭日唱歌歌詞作成の礼状、一枚。

120 、御布告并諸進達扣綴込、一綴。

121 、御布告并諸進達留、一綴。

122 、覚書、一枚。

123 、覚書(航浦院回向料)、一枚。

124 、預り申金子証文之事、一枚。

125 、家督相続の事、一枚。

126 、扇子箱等の目録、 桃色紙一枚。

127 、扇子箱等の目録、一枚。

128 、吉川圭三郎親類書、一枚。

129 、借用証書、一枚。

130 、譲渡申田地之事、一枚。

131 、(相致書)、一枚。

132 、重嶺宛吉田次郎書簡、一枚。

133 、重嶺宛吉田次郎書簡、一枚。

134 、重嶺宛滝村鶴雄書簡、一枚。

135 、重嶺宛書簡、一枚。

136 、重嶺宛書簡、一枚。

137 、重嶺宛南部信近書簡、一枚。

138 、家督相続願書、一枚。

139 、(会議録草稿)、大蔵省・黒色罫紙、墨付七丁。

140 、(旧静岡藩士育英事業趣意書)、一冊。

141 、添地之儀奉願候書付、一冊。

142 、和歌等雑記、一冊。

143 、詠草等雑記、一冊。

144 、詠草等雑記、一冊。

145 、詠草雑記、二枚。

146 、詠草雑記、墨付二丁。

147 、詠草雑記、三枚。

148 、詠草雑記、四枚半。

149 、詠草雑記、八枚。

150 、類題月奈美集等、一括九枚。

151 、重嶺草稿、一枚。

152 、重嶺草稿、一枚。

153 、重嶺草稿、一枚。

154 、重嶺草稿、一枚。

155 、重嶺草稿、一枚。

156 、重嶺草稿、一枚。

157 、重嶺草稿、二枚。

158 、重嶺草稿、一枚。

159 、重嶺草稿、一枚。

160 、重嶺草稿、一枚。

161 、重嶺草稿、一枚。

162 、重嶺草稿、一枚。

163 、重嶺草稿、一枚。

164 、重嶺草稿、一枚。

165 、重嶺草稿、一枚。

166 、重嶺草稿、一枚。

167 、翠園のうし…… 珊瑚色縦縞紙、1枚。

168 、松宇逸人書、二枚。

169 、茶農光人書、一枚。

170 、雑筆・草稿等零葉、五〇枚。

 

 5、国立国会図書館所蔵、鈴木重嶺関係資料

 

 鈴木重嶺関係資料は、国立国会図書館をはじめ、他の図書館にも少なからず所蔵されている。これらを複写して、翠園文庫と共に保管することは、鈴木重嶺研究に有益なことである。

 

 平成15年3月18日(2003

 国立国会図書館には、「桜園叢書」写本、全75巻の内、38冊が所蔵されている。この中には、島曲廼古豆美・22番扇合・御諡号概略・奉天山●神長謌・巡国之時於船中詠・農諭・中教院開院祝詞等々の重嶺の著作が採録されている。私はこれらを複写して、昭和女子大学図書館に寄贈した。

 さらに、その後、図書館でも調査を進め、複写を申し込んで、補充していると聞いている。

 「桜園叢書」の書写者・編纂者は誰なのか、桜園の号を持つ、大久保忠寛なのか、未調査の状態である。

 

 6、その他の図書館等が所蔵する、鈴木重嶺関係資料

 

 鈴木重嶺は、最後の佐渡奉行でもあったので、佐渡に多くの資料が保存されている。また、菩提寺の全龍寺にも関係資料が所蔵されている可能性がある。それらの調査結果は次の通りである。

 

 平成14年1月1日(2002

 「鈴木重嶺(翠園)関係資料紹介(4) 深沢秋男」 

            (昭和女子大学『学苑』第738号)

 

1、  鈴木重嶺翁小伝、金井町図書館・岩木文庫蔵。

2、越路迺日記、佐渡高等学校・舟崎文庫蔵。

3、島曲の古豆美、佐渡高等学校・舟崎文庫蔵。

4、松迺古枝・序、山本修巳氏蔵。

5、佐渡奉行鈴木大之進殿御巡村先触写、金井町図書館・岩木文庫。

6、水辺秋風 歌集、磯野保氏所蔵。

7、鈴木重嶺短冊、磯野保氏所蔵。

8、鈴木重嶺短冊、磯野保氏所蔵。

9、鈴木重嶺色紙、松栄和津氏所蔵。

10、鈴木重嶺軸、山本修巳氏所蔵。

11、鈴木重嶺短冊、山本修巳氏所蔵。

12、鈴木重嶺歌碑、熊野神社境内。

13、明治現存/三十六歌撰、昭和女子大学図書館・近代文庫所蔵。

 

 平成17年3月1日(2005

 「鈴木重嶺(翠園)関係資料紹介(5) 深沢秋男」

    ――全龍寺所蔵重嶺関係資料――

            (昭和女子大学『学苑』第773号)

 

1、『故鈴木重嶺翁 追悼歌会供薦歌』

2、『鈴木翠園社中献哥』・(一周忌)

3、『故鈴木重嶺先生三回忌追善霊前献詠哥』・(三回忌)

4、『鈴木翠園先生十年祭献詠哥』・(十年祭)

5、短冊四枚

6、全龍寺宛、金子元臣・水原慶夫書簡

7、短冊帳

 

 平成20年4月1日(2008

 「鈴木重嶺(翠園)関係資料紹介(6) 深沢秋男」

                    (『芸文稿』第1号

 

1、  雑誌『太陽』掲載、鈴木重嶺の和歌等 

2、『読売新聞』の記事

3、故鈴木重嶺翁逸話

4、佐渡の思ひ出 ―西郷南洲…勝海舟…鈴木重嶺―

5、『明治 現存 三十六歌撰』所収歌

6、『近世三百人一首 初編』所収歌

7、『明治五百人一首 初編』所収歌

8、『和歌千種の花 上巻』所収歌

9、『霧積紅葉見の記』

 

 平成21年4月1日(2009

 「松浦詮編『蓬園月次歌集 完』の紹介

   ――鈴木重嶺所収歌を中心に―― 深沢秋男・菅野貴子」

                    (『芸文稿』第2号

 鈴木重嶺の歌、五十二首

 

 7、その他

 

平成16年2月19日(2004

 鈴木重嶺の肖像画、松本栄子氏より、昭和女子大学図書館へ寄贈された。

 この日、図書館の責任者と私は、奥沢の松本家へ伺い、長年、壁に掛けられて保存されていた、鈴木重嶺の肖像画を拝受して、図書館へ移送した。奥沢から三軒茶屋までの車は、松本先生のお孫さんの暁氏が、ゆっくりと丁寧に運転してくれた。

 鈴木重嶺の肖像画は、油彩画で、縦68センチ×横56センチ。右下に「河久保正名画」と朱筆のサインがある。重嶺70歳(明治16年)頃のものと推測される。

 なお、この肖像画に関して、昭和女子大学では、専門家の助言に従って、全面的な修復を行い、保存している。

 

 平成15年10月1日(2003

◎「最後の佐渡奉行 歌人・鈴木重嶺展」

 会場 昭和女子大学図書館展示室

 日時 平成15年10月1日(水)〜11月9日(日

特別講演「鈴木重嶺(翠園)の人と作品」

講師 昭和女子大学教授 深沢秋男

会場 昭和女子大学図書館二階 会議室

 日時 平成15年10月18日(土)午後1時

 

 

  付 記

 鈴木重嶺(翠園)関係資料が、重嶺直系の御子孫、松本誠先生の奥様・松本栄子様から、昭和女子大学図書館に寄贈された。これを契機として、昭和女子大学図書館では、「翠園文庫」を新設して、資料の充実を図ってきた。このような経過をたどる事が出来たのも、多くの関係者の御配慮によるものである。関係資料を御寄贈下さった、松本栄子様、当時の、昭和女子大学学長人見楠郎先生、図書館長青柳武先生・川嶋保良先生はじめ多くの関係者の方々に対して、改めて心から感謝申し上げます。

 

  追 記

 平成21年12月、神奈川県鎌倉市在住の細田賢氏から、鈴木重嶺没後の門人からの書簡など、46点が昭和女子大学図書館へ寄贈された。

 また、これと前後して、古書籍商・筑波書店から鈴木重嶺関係資料・10点が出たことを知らされ、昭和女子大学図書館で購入することが出来た。

 これらの関係資料は、調査段階であるが、いずれ調査結果を、報告したいと考えている。

 このようにして、鈴木重嶺・翠園の関係資料が昭和女子大図書館に収集され、やがて、研究されることは、誠にありがたいことであり、関係者の皆様に対して、重ねて御礼申し上げます。

            平成22年1月12日 深沢秋男

 

【注】本稿は、『芸文稿』第3号(平成22年4月発行)に掲載したものを改訂したものである。なお、併載した、以下の写真は省略した。

 

1、鈴木重嶺。75歳頃のもの。

2、鈴木重嶺の墓石。東京新大久保の菩提寺・全龍寺。

3、全龍寺の墓所に鈴木重嶺顕彰会によって建てられた、案内標識。

4、佐渡奉行所。

5、歌会で指導する鈴木重嶺。

6、鈴木重嶺愛用の机。

7、東京都東玉川の松本家の玄関。

8、松本誠氏・栄子氏御夫妻。

9、「最後の佐渡奉行 歌人・鈴木重嶺展」

10、与謝野晶子と松本ふゆ。

11、昭和女子大学図書館の蔵書印「翠園文庫」